戦列復帰を果たした武藤嘉紀 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第17節が22日に行われ、FW武藤嘉紀所属のマインツと日本代表FW大迫勇也所属のケルンが対戦した。
シーズン序盤戦で2ゴールを決めた武藤。しかしひざの内側側副じん帯を損傷し、シーズン前半戦のほとんどを棒に振った。それでも、リーグ再開初戦となったケルンとのゲームで、今シーズンのリーグ戦初先発を果たす。同じくスタメン出場となった大迫との日本人対決が実現した。
試合はこう着した展開が続く。両チームともに前線の選手へボールが収まらず、シュートシーンに持ち込めない。
迎えた33分、ケルンはスローインを胸トラップしたアントニー・モデストが反転して左足のミドルシュート。ボールは枠をとらえるが、これはGKヨナス・レッスルが落ち着いてキャッチした。
対するマインツは40分、レヴィン・エズトゥナリから縦パスを受けたダニー・ラッツァが、ピッチ中央で振り向いて左足を振りぬく。しかしボールはわずかにポスト右へ外れた。結局スコアレスで前半を終える。
後半に入っても一進一退の攻防は続く。67分にエリア付近でボールを受けた大迫は、ドルブルで突破を図ったが、シュテファン・ベルのタックルを受けボールを奪われた。対する武藤も68分、右サイドからのクロスに飛び込むが、ボールをミートすることはできなかった。
83分、ケルンは左サイドのスローインを受けた大迫が反転。そのままエリア左へ進入し、右足を振りぬいた。しかしこの強烈なシュートをGKレッスルがパンチングで防ぎ、ネットを揺らすことはできなかった。
ホームで勝利を目指すマインツは89分、武藤をベンチに下げ、ジャン・フィリップ・グバミンを投入した。
しかし試合はこのままタイムアップ。スコアレスドローに終わった。なお、大迫はフル出場を果たしている。しかし、武藤と同様にノーゴールとなった。