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開幕節以来のフル出場を果たした香川「90分戦えたことはすごくポジティブ」

2017.01.22

ブレーメン戦でフル出場した香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第17節が21日に行われ、敵地でブレーメンと対戦した日本代表MF香川真司所属のドルトムントは、2-1で勝利を収めた。試合後、2戦連続で先発に名を連ね、リーグでは開幕戦以来となる今シーズン2度目のフル出場を果たした香川が取材に応じた。

 ドルトムントは開始5分にMFアンドレ・シュールレのゴールで先制すると、1点を返されて迎えた71分にDFウカシュ・ピシュチェクが勝ち越し点をマーク。このまま逃げ切り、リーグ再開初戦を白星で飾った。

 ウインターブレイクが明け、約1カ月ぶりの試合で苦しみながらも勝利を掴んだドルトムント。香川は、「もちろん課題がたくさん残るゲームだったけど、1カ月ぶりのゲームですごく緊張感が増しましたし、大事な初戦ということで何か開幕戦みたいな感じの雰囲気がチームにあった中で、アウェーで勝てたこと、そこが一番良かったと思います」と、まずは勝ち点3を獲得することが最重要だったと述べた。

 また、自身のコンディションについては、足首に痛みを抱える中でのプレーだったことを明かしている。

「たまに痛みを感じる時はありますし、まだ100パーセントというわけじゃないので。でもプレーできる状況ではあると思っているので、そこはしっかりと足の状態を含めて、日々それを見て状況を判断しています」

 チーム全体としては「(早い時間に)得点できて、どこか失点したくないという気持ちは少なからずみんなあったし、アウェーだから相手も前がかりに来ていたので、受け身になる時間帯もありました。ただそれはしょうがないことで、悲観することもないです」と振り返りつつ、「もうちょっとイメージの共有だったり距離感だったり、後半は良くなったけど、そういうものをチームとして意思統一していかないと厳しいんじゃないかなと感じました」と、改善が必要との見解を示している。

 続けて、「もちろんチームが勝ったことが何よりで、ただ個人的にはやはりそれだけでは物足りない。目に見える結果っていうアシスト、得点を求めたけど取れなかったです」と不満を覗かせた一方、「90分戦えたことはものすごくポジティブに捉えています」と久々のフル出場には手応えを掴んだ様子。そして、今後への意気込みを語った。

「毎週の練習でアピールし続けなきゃいけないっていう意味では、気を抜くことはないですし、チームも個人も勝ち続けたらまた勢い、自信というものが見えてくる。個人的には本当に、明日のトレーニングであったり、来週のトレーニングを含めて、またやり続けていくしかないのかなと思っています」

 ドルトムントは次節、敵地でFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦する。

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