今季初アシストを記録した香川真司 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第16節が20日に行われ、日本代表MF香川真司が所属する5位ドルトムントとFW宇佐美貴史の12位アウクスブルクが対戦。1-1で引き分けた。
足首の負傷などの影響もあり、リーグ戦では10月29日の第9節シャルケ戦以降、出番がなかった香川が7試合ぶりに先発で出場した。香川は1点を追う47分、フランス代表MFウスマン・デンベレの同点ゴールをアシスト。今シーズン初アシストを記録し、71分までプレーした。
香川のパフォーマンスについて、地元紙の試合後採点は評価がわかれた。
『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』紙は、デンベレとともにチーム最高点となる「2.5」と高評価を与えた(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)。
寸評では「出場停止のマルコ・ロイスに代わって出場すると、デンベレの同点ゴールをアシスト。しかし、その後の58分には(ミケル)メリーノへのパス失敗があった。しっかり結果を残したが、ケガによる離脱の影響が見える場面もあった」と、まだ万全な状態ではないことを考慮したうえで、合格ととれる評価を受けた。
一方、『Ruhr Nachrichten』紙は平均を下回る「4」をつけ、「ドルトムントの攻撃で自由を与えられた中心として、アウクスブルクに予測不能な動きをしなければいけなかった。だが、香川の次のアクションを彼自身も味方も理解していなかったようで、なかなかうまくいかなかった」と、まわりとの呼吸が合っていなかったことを指摘している。
そして「しかしながら、30分にシュートまで持ち込む場面もあったが、好機を活かすことができなかった。後半に入っていくらか調子を上げると、47分に強力なアシストを決めた。しかし、59分には、再びシュートチャンスをモノにできなかった」と、アシストは評価されたものの、2度の逸機が減点につながった。
ドルトムントは公式戦4試合連続引き分けで、年内の試合を終えた。次節は来年1月21日、ブンデスリーガ第17節でブレーメンとのアウェーゲームに臨む。
By サッカーキング編集部
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