香川(左)がデンベレ(右)のゴールをアシストした [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第16節が20日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとFW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクが対戦した。
5位ドルトムントが12位アウクスブルクをホームに迎えた年内のリーグ戦最終節。ドルトムントは得点ランクトップのガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン、ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェらがスタメンに名を連ねた。また、足首の負傷などで10月29日のシャルケ戦以降リーグ戦での出場がなかった香川が7試合ぶりに先発入り。一方、前節に今シーズン初先発を勝ち取っていた宇佐美はベンチスタートとなった。
試合は33分、アウェーのアウクスブルクが先制に成功する。ヤン・モラヴェクのスルーパスでチ・ドンウォンが左サイドを抜け出す。GKと1対1を迎え、右足でシュートを放ったが、これはGKロマン・ヴァイデンフェラーがセーブ。しかしながら、こぼれ球をチ・ドンウォンが左足で押し込み、ゴールネットを揺らした。前半はこのままアウクスブルク1点リードで折り返した。
後半に入って47分、敵陣中央でウスマン・デンベレから香川がダイレクトパスを受ける。香川は前を向いて相手DFを引き付けると、エリア内右に走り込んでいたデンベレにラストパス。デンベレは落ち着いてコントロールし、左足でゴール左下に流し込んだ。これが香川にとって今シーズン初アシストとなった。
勝ち越し点を狙うドルトムントは50分、右サイドからクリスティアン・プリシッチがクロス。エリア内中央でオーバメヤンが右足ボレーで合わせたが、GKマルヴィン・ヒッツの正面をつき、ゴールには至らなかった。
59分には香川に決定機が訪れる。デンベレのスルーパスでエリア内右に抜け出すと、GKと1対1に。右足で放ったシュートはミートせず、GKヒッツにキャッチされた。
攻め立てるドルトムントは、71分に香川に代えてゴンサロ・カストロ、81分にはデンベレに代えてアンドレ・シュールレを投入。しかし、チャンスを数多く作りながらも逆転ゴールは奪えず、このまま試合は終了し、1-1の引き分けに終わった。両チームともに2016年最後のリーグ戦を勝利で飾ることができなかった。なお、香川は71分までプレー、宇佐美に出場機会はなかった。
By サッカーキング編集部
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