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リオ五輪や欧州挑戦の2016年、浅野拓磨「納得のいく1年ではなかった」

2016.12.20

2016年フル稼働した浅野拓磨 [写真]=Getty Images

 シュトゥットガルトに所属する日本代表FW浅野拓磨が19日、公式ブログ(http://lineblog.me/asano_takuma/)を更新し、年内の公式戦を終えたことを報告した。

 2016年はフル稼働だった。リオデジャネイロ・オリンピック出場権とアジア制覇を手にした1月のAFC U-23選手権カタール 2016から始まり、夏までU-23日本代表とサンフレッチェ広島での活動を両立。6月のキリンカップサッカー2016では約10カ月ぶりのA代表復帰を果たすと、同3日のブルガリア代表戦で自ら獲得したPKを決めて初ゴールも記録した。

 7月にはプロデビューした広島から、イングランドの強豪アーセナルへの移籍が決定。8月はリオデジャネイロ・オリンピックで3試合2ゴールをマークしたが、チームはグループステージ敗退となった。それでも、9月から始まった2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選では5試合中4試合に出場し、A代表へと確実にステップを上った。

 2016-17シーズンは、アーセナルでイギリスの労働許可証が下りず、ブンデスリーガ2部のシュトゥットガルトにレンタル移籍。前半戦は最後の第16節ハノーファー戦と第17節のヴュルツブルガー・キッカーズ戦で2連敗を喫し、本人も「悔しい締めくくりとなってしまいました」と綴ったが、公式戦13試合出場2ゴール4アシストの活躍を見せた。

 この1年でU-23代表、リオ五輪代表、A代表、広島、シュトゥットガルトでほぼ休みなく奮闘し、公式戦合計55試合18ゴール。激動の1年を送ったはずだが、それでも浅野は「いろいろな経験ができましたがまったく納得のいく1年ではなかったです」と満足していない。

「難しい事ばかりで上手くいかないことが多いですがそれを楽しみに変え前を向いて一歩一歩成長していきたいと思います」とさらなる活躍を誓い、「2016年の試合は終わりましたがシーズンはまだ続いているので中断明けにしっかり結果を出せるように良い準備をしたいと思います!」と意気込んだ。

 ブンデスリーガ2部は約1カ月のウィンターブレイクを経て、来年1月27日から後半戦がスタート。シュトゥットガルトは同29日に行われるリーグ戦第18節でFW宮市亮の所属するザンクト・パウリと対戦する。

By サッカーキング編集部

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