ドルトムントがホームでボルシアMGを下した [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第13節が12月3日に行われ、日本代表MF香川真司所属のドルトムントとボルシアMGが対戦した。
前節、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトに敗れ、今シーズンのリーグ戦3敗目を喫したドルトムント。ライプツィヒやバイエルンなど上位に食らいついていくためにも、連敗は避けたいところ。ボルシアMG戦のスタメンにはガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンらを起用。ドイツ代表FWマルコ・ロイスはリーグ戦初先発となった。一方、香川は2戦続けてベンチ外となっている。
開始6分、ボルシアMGが先制に成功する。スローインからパスをつなぎ、左サイドのオスカル・ヴェントがクロスを供給。これはマルク・バルトラに跳ね返されるが、セカンドボールを拾ったラファエウが右足でミドルシュートを打つと、ボールはゴール左下に吸い込まれた。
直後の7分、ドルトムントは縦パスをエリア付近でロイスが落とすと、走りこんだオーバメヤンが右足でダイレクトシュート。GKヤン・ゾマーが両手を伸ばすも及ばず、同点ゴールとなった。
さらに15分、ドルトムントはCKをニアサイドでバルトラが流すと、ゴール前のウカシュ・ピシュチェクが頭でゴールへ押し込んだ。ドルトムントが逆転に成功する。
勢いに乗るドルトムントは33分、中盤でボールを持ったウスマン・デンベレのスルーパスにロイスが反応。ダイアゴナルランでエリア右へ走りこみ、そのまま右足でシュートを打った。しかしこれはDFニコ・エルヴェディが何とか足に当て、追加点を許さない。
すると36分、ドルトムントは今シーズンのリーグ戦初出場を果たしたヌリ・シャヒンに代え、ユリアン・ヴァイグルを投入した。前半はこのまま2-1のドルトムントリードで終える。
後半に入ってもドルトムントの流れは変わらない。50分、ピシュチェクのグラウンダーのクロスにロイスが右足ヒールで合わせた。するとボールはゴール左下へ吸い込まれ、ネットを揺らしたが、副審はオフサイドと判定。ゴールは認められなかった。
それでも64分、ロイスが前線でボールを奪い、エリア付近のデンベレへパス。DFに寄せられたデンベレだが、鋭い切り返しで振り切り、思い切りよく右足でシュートを打った。するとボールはゴール左下へ突き刺さり、チーム3点目となる。
68分にはロイスがエリア内をドリブルで切り裂き、ヒールパス。これを引き取ったオーバメヤンがゴール左隅に蹴りこみ、さらにリードを広げた。
3点差がついて以降、試合は停滞。ビハインドのボルシアMGはファビアン・ジョンソンを投入するなど策を講じるが、効果的な攻撃を見せることはできず。終盤はドルトムントがボールを回す時間が続き、4-1のまま試合終了のホイッスルを迎えた。
ドルトムントはロイスが3アシスト、オーバメヤンが2ゴールの活躍。攻撃陣が躍動し、ボルシアMGに逆転勝利を収めている。
次節、ドルトムントは敵地で日本代表FW大迫勇也が所属するケルンと、ボルシアMGはホームでFW武藤嘉紀所属のマインツと対戦する。
【得点者】
0-1 6分 ラファエウ(ボルシアMG)
1-1 7分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
2-1 15分 ウカシュ・ピシュチェク(ドルトムント)
3-1 64分 ウスマン・デンベレ(ドルトムント)
4-1 68分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
By サッカーキング編集部
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