2016.12.03

ボルシアMGの“キーマン”シュティンドル、ドルトムント戦直前独占インタビュー

シュティンドルはブンデスリーガ通算196試合に出場し33ゴールを決めている
ドイツ・ブンデスリーガの日本語公式HP

12月3日に行われるブンデスリーガ第13節2日目で、香川真司が所属するドルトムントと対戦するメンヘングラートバッハ(ボルシアMG)が、苦境に陥っている。欧州チャンピオンズリーグ(CL)やドイツサッカー連盟カップ(DFB杯)では白星を獲得しているものの、肝心のブンデスリーガでは7試合連続で勝利がなく、この負の連鎖を断ち切るためにもドルトムント戦では必ずや勝ち点3を奪取したいところだ。ボルシアMGにとって非常に重要なこの一戦を前に、同クラブの攻撃をけん引するラース・シュティンドルが、ブンデスリーガ公式HPの独占インタビューに応じている。

――チームは7試合連続で勝利から見放されています。今の状況についてはどのようにお考えですか?

シュティンドル 確かにすべてのことをうまくできたとは思っていません。しかし、自分たちのパフォーマンスについてはみんなで話し合い、試合後の分析を見ても、そのうち何試合かは、わずかな運が私たちに味方をしてくれれば、私たちが勝ってもおかしくない内容でした。私たちは、このチームが持つクオリティーをまったく疑っていません。

――この困難な状況でも、自分たちの力を過少に評価してしまうようなことはないと?

シュティンドル まったくありません。今、私たちが順位表で下のほうにいることはもちろん自覚しています。しかし13位というのは、私たちの本来いるべき場所ではありません。クラブも選手たちも、もっと大きな野望を持っていますし、例えばCLではまずまずの成績を残しています。さらにDFB杯でも次のラウンドへの進出が決まっています。また、先日のケルン戦やホッフェンハイム戦でも落ち着いた戦いができました。もしチームがうまくいってなければ、私たち、特にベテランやクラブ在籍が長い選手を中心に、必ず話し合うようにしています。私はロッカールームで声を張り上げるようなタイプではないですが、グラウンドの上ではみんなの前に立ち、自分のパフォーマンスを出すことに集中してます。

――今のボルシアMGには、昨季まで在籍していたグラニト・チャカのような、強烈な個性を持つ選手がいないのでしょうか?

シュティンドル 彼のような選手であれば、世界のどのクラブも欲しがることでしょう。彼はとにかく素晴らしい選手ですから・・・。

――そして彼は大声を出し、チームを鼓舞するタイプです。

シュティンドル その通りです。グラニトはいつも声を出し、そのスタイルは私たちにとって非常に大きなことでした。ですが、今の私たちにだって、この状況を打破する可能性が十分にあると信じています。チームの雰囲気は依然と変わらず、非常にポジティブなものですよ。

――ボルシアMGは多くのチャンスを作り出していますが、残念ながらそれが結果に結びつくことは少ないのが現状です。この状況を改善するためには何が必要なのでしょうか?

シュティンドル キックオフの笛が鳴れば、選手は試合に集中し、100%の力を出しますが、プレッシャーについて考える必要はありません。個人的には、これまでも難しい状況に直面したことはありましたが、それは起こってしまうものなのです。多くの決定機を逃しているために、今ボルシアMGが勝てていないと考えられてしまっているのでしょう。

――つまり、そこには関係性がないとお考えなのでしょうか?

シュティンドル はい。昨季に比べると、私たちは攻撃面での効率の良さが欠けていると思いますし、ディフェンスでも小さなミスが何度かありました。その“些細なミス”が原因で私たちは勝ち点を落としていたのです。ですが、それもサッカーです。私たちはもっとオートマチズムを鍛えなければなりませんし、そうすれば結果がついてくるものだと思っています。

――もう1つ気になる点があります。それは前半と後半の違いです。前半の成績だけですとボルシアMGは3位になりますが、後半だけを見ると16位です。CL、DFB杯、代表戦などの過密日程が原因なのでしょうか?

シュティンドル いえ、それは関係ありません。少なくともケルン戦については、代表に行かなかった選手も多かったですし、彼らはしっかりと体を休めることができました。昨季を見ても分かるように、私たちは過密日程に持ちこたえられるだけの力が備わっています。

――今季CLに出ている4クラブはどこも、期待されていたような結果を残せていません。その代わりにアイントラハト・フランクフルト、ケルン、ヘルタ・ベルリン、ライプツィヒなどが上位に来ています。このクラブの中で、あなたが特に驚いているのはどこですか?

シュティンドル まずライプツィヒですが、彼らはいわゆる典型的な昇格クラブとはまったく違います。しかしながら第12節を終えて、バイエルン・ミュンヘンよりも上の首位に立つとは思っていませんでした。個人的には、昨シーズン2部3位との入れ替え戦に出場するようなチームだったフランクフルト、そしてライプツィヒと並び無敗を守っているホッフェンハイムが印象的です。ですが、彼らの試合運びは本当に素晴らしいものがあり、今の順位は決して偶然などではありません。

――ライプツィヒが、昨シーズンのイングランドで起こったレスター優勝劇を再現するのではないか、という声も聞こえ始めました。

シュティンドル 正直に言うと、それについて予想をするのはまだ早すぎます。まだシーズンの3分の1が終わったばかりですから。ライプツィヒは対戦相手の弱点をうまく突いてくるだけでなく、そもそもボールの扱いが大変巧みです。ですが、最後にはバイエルンが鼻の差でタイトルを取るでしょう。ドルトムントももっと上の順位に上がると思います。

――次の対戦相手は、先週フランクフルトに敗れたことで、気持ちが非常に高まっているドルトムントです。

シュティンドル 私たちは自分たちのパフォーマンス、自分たちのゲームプランだけに集中しています。対戦相手がドルトムントだろうと、他のどこであろうと、いつも同じです。もちろんドルトムントは前から同じように、高いクオリティーを持った非常に強いクラブです。しかし我々も、それに対する準備はできています。

――そして来週のミッドウィークにはカンプ・ノウでバルセロナ(スペイン)とCLで激突しますね。しかし、あなたはマンチェスター・C(イングランド)戦で退場してしまったため、この試合に出られません。とても残念なのではないでしょうか?

シュティンドル カンプ・ノウは、もはや伝説的な場所です。ですから、この試合に出られないことは本当に残念でなりません。あそこでプレーをするチャンスはキャリアの中で、何度もあるようなことではありませんからね。しかし、こうなってしまったのも、私が不注意かつディシプリンを欠いたプレーをしてしまったからです。この先、自分のキャリアを思い返した時に、きっとこのことを後悔すると思います。

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