2ゴールを挙げて勝利の立役者となったレヴァンドフスキ [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第13節が12月2日に行われ、FW武藤嘉紀のマインツとバイエルンが対戦。負傷離脱からの復帰が迫っている武藤だが、今節はベンチからも外れた。
11月26日のブンデスリーガ第12節でレヴァークーゼンを2-1で破り、公式戦4試合ぶりの勝利を手にしたバイエルン。首位のライプツィヒを3ポイント差で追う中、今節では他クラブに先駆けて試合を行った。
先発メンバーには、GKマヌエル・ノイアーやフィリップ・ラーム、アリエン・ロッベン、フランク・リベリー、ロベルト・レヴァンドフスキ、トーマス・ミュラーらが名を連ねた。
試合は開始早々に動いた。4分、先制したのはホームのマインツだった。自陣右サイドでボールを奪うと、1本のスルーパスで最終ラインの背後を取ったジョン・コルドバが敵陣を独走。ドリブルでペナルティーエリア右側に入り、最後は右足シュートをゴール左隅へ決めた。
いきなりビハインドを負ったバイエルンも、4分後に反撃。自陣ペナルティーエリア手前から縦パスを連ねて鮮やかなカウンター攻撃を展開し、最後はロッベンがエリア手前からラストパスを送る。反応したレヴァンドフスキがトラップから右足シュートをゴール右隅へ決めた。
さらにバイエルンは21分、右サイド深くでパスに追い付いたミュラーのクロスにロッベンが反応。ファーサイドからのダイビングヘッドを突き刺し、逆転に成功した。前半は2-1で終了した。
後半に入ってもバイエルンの攻勢は続く。65分にはスルーパスに抜け出したロッベンが相手GKと1対1となるチャンスを迎え、88分にもロッベンがペナルティーエリア中央で左足シュートを放ってゴールを脅かした。そして後半アディショナルタイム、勝利を決定付ける3点目が決まる。ペナルティーエリア左手前からのFKをレヴァンドフスキが直接蹴り込むと、壁を越えてカーブがかかったシュートがゴール左隅へ吸い込まれた。
試合は3-1で終了。バイエルンが敵地で逆転勝利を収め、勝ち点を「30」に伸ばした。ライプツィヒと並び、得失点差で上回って暫定首位に浮上している。なお、ライプツィヒは今節、3日にシャルケと対戦する。
バイエルンの次戦は6日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第6節でアトレティコ・マドリードと対戦。ブンデスリーガの次節は10日、ヴォルフスブルクをホームに迎える。
一方のマインツは次戦、8日にヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第6節でガバラ(アゼルバイジャン)と対戦し、11日にはブンデスリーガ第14節でボルシアMGとのアウェーゲームに臨む。
【得点者】
1-0 4分 ジョン・コルドバ(マインツ)
1-1 8分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
1-2 21分 アリエン・ロッベン(バイエルン)
1-3 90+2分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)