セフェロヴィッチの得点を喜ぶフランクフルトの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第12節が26日に行われ、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと同MF香川真司が所属するドルトムントが対戦した。長谷部は先発出場、負傷と報じられた香川はベンチ外となった。
前節、フランクフルトはブレーメンに逆転勝利を収め、連勝を飾った。公式戦では6試合無敗が続き、好調を維持している。一方のドルトムントも前節はバイエルンを破り3位に浮上。チャンピオンズリーグ(CL)でも大勝を飾っている。両チーム、勝ち点21で並ぶ上位対決となった。この日はCL・レギア・ワルシャワ戦でハットトリックを達成したFWマルコ・ロイスがベンチ入りを果たしている。
序盤から試合を支配するのはドルトムント。7分、左サイドを突破したアンドレ・シュールレがエリア内に進入してシュートを放ったが、ここは相手DFのブロックに遭う。17分にはピエール・エメリク・オーバメヤンからパスを受けたシュールレがエリア内右からシュートを狙ったが、ここはGKルーカス・フラデツキーに防がれた。
その後も攻め込むドルトムント。29分、アドリアン・ラモスが競り合うと、こぼれ球を拾ったオーバメヤンがボールを浮かしてエリア内に進入。しかし、シュートは惜しくも枠の左へ外れてしまった。このまま0-0でハーフタイムを迎える。
後半開始15秒、フランクフルトはキックオフから攻め込む。右サイドに抜け出したティモシー・チャンドラーの折り返しをサボルチ・フスティがダイレクトで合わせ、フランクフルトが先制した。
1点を追うドルトムントは58分に一気の3枚替え。ユリアン・ヴァイグル、シュールレ、ラモスを下げ、セバスティアン・ローデ、ウスマン・デンベレ、ロイスを投入した。なお、ロイスは今シーズンのブンデスリーガ初出場。196日ぶりのリーグ戦出場となった。64分、中央でボールを持ったロイスが前線へスルーパス。オーバメヤンが抜け出し、エリア内右からシュートを放ったが、ここはGKフラデツキーがなんとかセーブした。
チャンスを作りながらもなかなか得点を奪えないでいたドルトムント。78分、右サイドのデンベレがドリブル突破し、右足クロスを入れると、中央のオーバメヤンがヘディングシュート。これがネットを揺らし、ドルトムントが同点に追いついた。オーバメヤンにとっては今シーズン13ゴール目となった。
しかし、フランクフルトはすぐさま反撃。直後の79分、エリア手前左のフスティが中央へ折り返すと、途中出場のハリス・セフェロヴィッチが左足を振り抜く。コースを狙ったシュートがゴール左下に決まり、フランクフルトが勝ち越しに成功した。
後半アディショナルタイム2分には、デンベレが決定的なシュートを放ったが、惜しくもクロスバー直撃。このままフランクフルトが2-1でドルトムントを下し、3連勝を飾った。長谷部はフル出場を果たした。ドルトムントにとっては6試合ぶりの黒星となった。
次節、フランクフルトは敵地でFW宇佐美貴史が所属するアウクスブルクと、ドルトムントはホームでボルシアMGと対戦する。
【得点者】
1-0 46分 サボルチ・フスティ(フランクフルト)
1-1 78分 ピエール・エメリク・オーバメヤン(ドルトムント)
2-1 79分 ハリス・セフェロヴィッチ(フランクフルト)
By サッカーキング編集部
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