正式にヴォルフスブルクの指揮官に就任したイスマエル監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
ヴォルフスブルクは6日、ディーター・ヘッキング監督解任以来、U-23から昇格し暫定監督を務めてきたヴァレリアン・イスマエル氏を、正式に監督として迎え入れることを発表した。ドイツ誌『kicker』日本語版が同日に伝えた。
5日に行われたブンデスリーガ第10節のフライブルク戦で、就任以来初となる勝利を手にした指揮官について、マネージャーのクラウス・アロフス氏は「ともに分析を行なった結果、イスマエル氏がヴォルフスブルクにとって正しい選択だという結論へと至った」と説明。
「100パーセントの確信をもって決断を下したよ。彼にはそのチャンスがあることは昇格当初から強調していたし、フライブルク戦での勝利だけでなく、彼の仕事ぶりが納得させるものだったんだ」と言葉を続けた。
一方のイスマエル監督は「アロフス氏や全ての首脳陣に対して、私の仕事に対する信頼と与えてくれたチャンスに感謝している」と喜びを述べ、「このチームをこれから共に戦っていけることは喜びだ。まだ課題は山積みであることはわかっているが、しかしともに成功を収めていけると確信している」と意気込みを見せている。
かつてブレーメンやバイエルン、ハノーファーでプレーした経験を持つ同氏は、ハノーファーU-23の指揮官を経て、2011年にヴォルフスブルクU-23のに就任。2014年にはニュルンベルク2部降格時に就任するも、わずか14試合で解任され、2015年から再びヴォルフスブルクU-23へ復帰していた。
なお、ヴォルフスブルクはフライブルク戦で今シーズンのリーグ開幕戦以来、9試合ぶりの白星を収めており、現在は14位に沈んでいる。
By サッカーキング編集部
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