2016.10.10

ブンデスリーガ無敗の4チームに見る「勝ち点を取り続ける秘訣」

第6節を終えて昇格組のライプツィヒを含む4チームが無敗をキープしている
ドイツ・ブンデスリーガの日本語公式HP

第6節を終えてバイエルン・ミュンヘン、ケルンライプツィヒホッフェンハイムの4チームが無敗をキープしている。ブンデスリーガの54年の歴史の中で、第6節までシーズン無敗をキープしたチームは計87。平均すると1シーズンあたり1.6チームにすぎず、今季はいかに勝負強いチームが多いかが分かる。しかし、序盤戦の勝負強さが必ずしもシーズンを通して続くとは限らない。過去のデータを振り返りつつ、しぶとく勝ち点を取り続けているカルテットの強さに迫ってみたい。

・今季と同じ状況が起きたのは、1973年と2014年の2回。1973年はバイエルン(最終成績は優勝)、メンヘングラートバッハ(同2位)、フランクフルト(同4位)、ヘルタ・ベルリン(同8位)の顔ぶれだった。2014年はバイエルン(最終成績は優勝)、メンヘングラートバッハ(同3位)、ホッフェンハイム(同8位)、マインツ(同11位)が第6節まで無敗だった。

・過去53シーズンのリーグ覇者のうち、開幕から6試合を無敗で乗り切ったのは24チーム。つまり29回は第6節までに黒星を喫したチームが優勝しており、リーグ優勝の行方はまだまだ分からないと言える。

バイエルンは6戦連続無敗のスタートを切りながら、最終的に優勝を逃したことが過去に5度ある。直近では1995/96シーズンで、この時はドルトムントがリーグを制した。バイエルンを王座から追い落とすチャンスはまだまだありそうだ。

バイエルン・ミュンヘン

・1試合平均のボール支配率66%、総シュート数115本、16得点はともにリーグ最多。今季も圧倒的な強さを見せている。縦パスを多用する戦術を取っていることもあり、今季はカウンターからすでに3ゴールを決めている。

・カルロ・アンチェロッティ新監督の下、サイドバックのフィリップ・ラームとダビド・アラバがコンビネーションプレーに絡む機会が増え、ここまでクロス本数はリーグ最多。強固な守備は変わらず、今季はいまだ2失点。

・第4節まで4連勝で得点14・失点1は、過去最高のスタート。第5節のハンブルガーSV戦で3点差以上つけて勝てば“過去最高”をキープできたが、1-0の辛勝にとどまった。

ケルン

・昨季パワーアップした攻撃力は今季も健在。ビッグチャンス回数10回はドルトムントの12回に次ぐ多さ。

・攻撃で武器となっているのがクロス。クロスからの3得点はリーグ最多で平均すると15本に1本の割合でゴールが生まれている。もちろん、これもブンデスリーガでベストの数値。

・ペーター・シュテーガー体制下のケルンは守備力に定評があり、2013/14シーズンには総失点20という2部の新記録を樹立している。その後ブンデスリーガで戦った2シーズンも総失点は40、42と、強固な守備を披露力。今季も3失点はバイエルンに次いでリーグ2番目の少なさだ。

・強固な守備陣の中でも、守護神のティモ・ホーンは飛び抜けた存在。抜群の安定感に加え、枠内シュート阻止率はリーグトップの87%と、取れるはずのないシュートをもクリアしている。彼の落ち着きは守備陣に好影響を与えている。

ライプツィヒ

・ブンデスリーガ2部に在籍していた昨季は、リーグ最多のシュート数を記録しただけでなく、持ち前の勝負強さで全54得点のうち2/3を後半に決めていた。今季も11ゴールのうち8ゴールがハーフタイム後に生まれている。

・激しいプレスと素早い切り替えを武器に今季はカウンターから3ゴールをマーク。昨季は2部最少の32失点、被シュート数も最少の310本と守備力の高さが際立っていたが、今季も失点はリーグ3位の5、被シュート数もリーグ2位の52本という少なさ。

・ブンデスリーガ初参戦のチームが開幕6試合を無敗で乗り切ったのはライプツィヒが初めて。昇格組ではデュイスブルクが1993/94シーズンに開幕から10試合無敗を記録している。

ホッフェンハイム

・ユリアン・ナゲルスマン監督によって攻撃力が復活。同監督が指揮したリーグ戦20試合で32ゴールを挙げており、うち11ゴールは今季に入ってからのもの。第6節を終えてチーム総得点はリーグ4位タイにつける。

・総シュート数101本はバイエルンに次いでリーグ2位。10月1日のインゴルシュタット戦では、ナゲルスマンが就任してから最多となる1試合21本のシュートを放った。

・昨季はミドルシュートからの得点がわずか1に終わったが、今季はすでにリーグ最多の3ゴールを奪っている。

ホッフェンハイムは相手ボールの時間帯に最も走っているチーム。加えて、守備陣が相手ストライカーをうまく封じ込めており、今季は相手チームのFWに2ゴールしか許していない。また、1対1でのボール奪取率は56%と、ドルトムントの57%に次ぐ競り合いの強さを誇っている。

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