PKを蹴る瞬間、J・エルナンデスの顔に当てられるレーザーポインター [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガで、レーザー光線による妨害が発生した。19日付けのドイツ紙『エクスプレス』が報じている。
17日に行われたブンデスリーガ第3節で、日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトとレヴァークーゼンが対戦した。フランクフルトが2−1で勝利したこの試合、88分にレヴァークーゼンはペナルティキックを獲得し同点に追いつくチャンスを迎えた。ところが、キッカーのメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスがボールを蹴る際、客席から同選手の顔に緑色のレーザー光線が当てられると、ボールは左ポストを叩いて得点には至らず、そのまま試合は終了してフランクフルトがレヴァークーゼンに勝利した。
レヴァークーゼン側は、PKを外したJ・エルナンデスの意思もあり、異議申し立てをする予定は無いと指揮官が明かしている。同選手は試合後「緑のライトが見えたけど、それでも決めなければいけなかったんだ」とコメントしており、妨害行為をPK失敗の言い訳にしたくないという思いがあるようだ。
DFB(ドイツサッカー連盟)のアントン・ナクライナー氏はこの行為を受け、「あのようなレーザーポインターを検閲することは不可能だ。ゆえに、我々は常にそのような攻撃が起きる可能性を考慮しなければならない」とコメントした。また、現時点でリプレイ導入等も検討されていないという。
PK中のサポーターによるレーザーを使った妨害は、これまでも数多く見られてきた。昨年10月にはマンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーの顔にレーザーが当てられ、PKを失敗している。
By サッカーキング編集部
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