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復帰目指す内田篤人、一時帰国して治療へ シャルケ幹部「少し悪化した」

2016.08.19

5月には約14カ月ぶりに代表合宿に参加したDF内田篤人

 シャルケに所属するDF内田篤人が日本へ帰国し、治療を受けることとなった。18日、ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えている。

 同誌によると、シャルケのスポーツディレクターに就任したアクセル・シュスター氏が記者会見に出席し、内田の状態に言及。日本でのリハビリを経て4週間前にチームに合流した同選手について「ここで多くの期待と喜びを味わった。オーストリアでキャンプを行っていた時には、U-23(チーム)で全体練習に部分的に復帰した」と経緯を説明したうえで、「ただ、今は少し(症状が)悪化したところがあった」と、患部の状態が思わしくないことを明かした。

 シュスター氏は、内田が日本へ一時帰国して治療を行うと明かした。同選手と17日に今後の方針を話し合い、日本での治療を決断。「そこで一定期間を過ごすことになる。我々としては14日間を考えている。そこで特別な治療、注射などを行っていくよ」と、2週間ほどの滞在となる予定であることを説明している。

 内田は昨年6月に右ひざの手術を受け、長期離脱を強いられている。10月22日にボールを使った練習を再開し、今年1月にはフロリダでのトレーニングキャンプで全体練習に合流したとの報道もあった。復帰に向けて準備を進めていたが、昨シーズンは公式戦に出場することができなかった。

 シーズン終了後、内田は古巣である鹿島アントラーズでリハビリに励んだ。同クラブは6月2日、日本サッカー協会(JFA)の要請によって同選手を受け入れ、代表メディカルチームとの連携のもとでリハビリをサポートすると発表。慣れ親しんだ古巣での調整を経て復帰を目指していたが、再び日本で治療を行うこととなった。

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