2014年夏〜2016年夏までハノーファーでプレーした清武弘嗣 [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ2部への降格が決まったハノーファーを退団し、セビージャへの移籍が決まった日本代表MF清武弘嗣。
ニュルンベルクの降格に伴い加入し、2シーズンを過ごしたハノーファーのマルティン・バーダーCEO(最高経営責任者)は「できればヒロシには残ってもらいたかったが、それが難しいことも分かっていた。彼の今後に最高の結果を願うだけだ」と語り、清武を泣く泣く手放したことを明かした。
負傷による長期離脱もあり、リーグ戦は21試合の出場にとどまったが、5ゴール7アシストをマーク。『kicker』誌採点のシーズン平均点では、GKロンロベルト・ツィーラーに次ぐチーム2番目の高い点数を残し、ダントツの最下位にあえぐチームにあって背番号10の責任をきっちりと果たした。(ツィーラー2.71点、清武3.33点)
攻撃の要として奮闘し、今回の移籍で650万ユーロ(約8億円)をもたらした清武は、クラブにとっては間違いなく功労者。しかし、シーズン終了後すぐに日本代表に合流しており、サポーターやチームメートに別れを告げる機会がなかった。バーダー氏の前職は、ニュルンベルクのSD(スポーツ・ディレクター)。清武に惚れ込み、セレッソ大阪から引き抜いた人物でもある。こうした経緯もあってか、バーダーCEOは「できれば来シーズンのホームゲームで、ヒロシに別れを告げる機会を設けたい」と、送別セレモニーを提案している。
By サッカーキング編集部
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