1日の記者会見に出席したドイツ代表FWポドルスキ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images
得点王、リーグ優勝、国内カップ制覇。ドイツ代表のマリオ・ゴメスとルーカス・ポドルスキが今シーズン、トルコで手にした結果だ。しかしポドルスキの代表選出については批判の声があがっており、チーム内でのただの盛り上げ役として、マスコット的存在とも揶揄された。ドイツ誌『kicker』日本語版が2日に伝えた。
だが、これに対してポドルスキは「敬意に欠ける発言だね」と反論。「僕は代表100試合に出場してきた男だ。マスコットにできるものじゃないよ。恥知らずだと思うね」とコメントした。さらにゴメスも「ここにいる選手はそれぞれにふさわしいもの、それについてはリスペクトしないと」とポドルスキを擁護している。
これまでを振り返ると、確かにヨアヒム・レーヴ代表監督は、代表メンバーの選出に関してはその手腕を発揮してきたとはいえるだろう。
また先日の国内カップ決勝では、「トルコで身につけた新たな武器」のヘディングで得点し、ポドルスキは優勝に貢献している。
一方でリーグ優勝と得点王に輝いたゴメスは、フィオレンティーナでのつらい2年間を経て、ベシクタシュでは「キャリアの中で感じたことのないくらいいい感覚だ」と明るい表情を見せた。今大会ではミロスラフ・クローゼの後継者となる典型的なセンターフォワードとしての役割が期待されているものの、レーヴ代表監督は偽9番も採用している。しかし、ゴメスは「システムにバリエーションがあるよね」と受け入れる姿勢を見せている。
ユーロ通算4度目の優勝を目指すドイツはグループCに所属し、グループステージでは12日にウクライナ、16日にポーランド、21日に北アイルランドと対戦する。