ドイツ代表MFエジルは所属するアーセナルで今季リーグ戦35試合に出場し19アシストを記録した [写真]=Getty Images
ドイツ代表MFメスト・エジルにとって、今回のユーロ2016では優勝の二文字しか頭にはない。
「優勝しなくてはならないんだ。できなければ失望を抱えることになるだろう。2012年に出場したユーロでは、準決勝でイタリア代表に敗戦を喫している。今回はもっと先に行きたいし、優勝杯を手にするために全力を尽くすよ」とエジルは語った。ドイツ誌『kicker』日本語版が2日に伝えた。
かつてレアル・マドリード時代にチームメイトだったMFサミ・ケディラが、現状ではタイトル獲得のチャンスはないと厳しい発言をする一方で、エジルはむしろ前向きに考えており「大会前にメディアが落ち着きをもたないことが、チームの力が無いという意味にはならない」とコメント。
これまで2010年の南アフリカ・ワールドカップ、2012年のユーロ、そして2014年のブラジル・ワールドカップを経験したプレーメイカーは「これまでにも僕たちは、大会に入れば存在感をしめしてきた。そして最低でも準決勝進出という結果も残してきたよ。いいサッカーも見せながらね」と述べている。
その一方でW杯優勝後は、テストマッチなどで思うような結果が得られていないが、「世界中が驚く成長を僕たちは見せてきた。準備はできている。大会に入れば違う姿を見せられるよ」と自信をのぞかせた。