2008年1月からドルトムントでプレーするフンメルス。古巣バイエルンへの移籍が決まった [写真]=Getty Images
ドルトムント所属のドイツ代表DFマッツ・フンメルスはバイエルンへの移籍が発表された10日、ドルトムントへの感謝の気持ちや移籍の理由を、自身のフェイスブックにて綴った。ドイツ誌『kicker』日本語版が11日に伝えた。
現在27歳のフンメルスは、バイエルンの下部組織出身で2008年1月からドルトムントでプレー。ブンデスリーガで2度、DFBポカールで1度の優勝を経験し、昨シーズンからはキャプテンを務めていた。
「みんなが想像している通り、この数週間は僕にとって精神的にとても苦しい時間だった。人生の中で、最も難しい決断を下さなくてはならなかったよ」と苦悩を明かすフンメルスだが、「最終的に僕は、新しい挑戦に向かうことをクラブ側に伝えた。僕の故郷で。僕の家族と、たくさんの友人たちがいる場所で」と移籍を決断した理由を説明。
そして、8年半過ごしたドルトムントに感謝のメッセージを綴った。
「辛い気持ちでこのクラブを後にすることになる。ここで一緒に成長し、大きな成功を収めてきた。だからみんなに、感謝の気持ちを伝えたい。この素晴らしいクラブにいる、本当に素晴らしいファンたちへ、裏方でチームを支えているクラブ関係者へ、これまでにプレーしてきた3人の監督たち、ミヒャエル・ツォルクSD(スポーツ・ディレクター)やハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOにも」
「本当に良いチームメイトに恵まれた。君たちがいなければ、決してこの素晴らしい数年間なかったよ。いつだって僕の相談をのってくれたね」
「ドルトムントに残留するよう、多くのメッセージ、コメント、投稿などを目にした。ホームのスタジアムでも、アウェーのスタジアムでも、練習場でも、スーパーマーケットでも。とても胸を打たれたよ。これこそがドルトムントファンだ。本当に大切に思っている」
21日には、DFBポカール決勝でバイエルンとドルトムントが対戦する。フンメルスにとって新天地との対決となるが、「残りの試合で良い形で別れを告げられるように全力を尽くす。ポカール決勝後に、優勝カップを持ち帰ってくるよ!」と、最後の試合でドルトムントにタイトルをもたらすことを誓った。