レヴァンドフスキ(中央)の2ゴールでバイエルンが勝利を収めた [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第33節が7日に行われ、インゴルシュタットとバイエルンが対戦した。
すでに残留が決まっている9位インゴルシュタットは今節が今シーズンのホーム最終節となるため、勝って締めくくりたいところ。対するバイエルンは、この試合に勝てば史上初のブンデスリーガ4連覇が決まる。前節のホームゲームを引き分けたことでドルトムントに勝ち点差「5」と迫られており、チャンピオンズリーグでもアトレティコ・マドリードに屈して決勝進出を逃すなどチーム状況は良好とは言えないが、ここでしっかり優勝を決めたいところだ。
試合が動いたのは15分。カウンターを仕掛けたバイエルンは、ハーフウェイライン付近からドリブルで持ち上がったドゥグラス・コスタが前線へスルーパスを通す。このパスでディフェンスラインの裏を取ったフランク・リベリーがエリア内でGKをかわすと、カバーに戻ったDFに足をかけられ転倒。主審はバイエルンにPKを与え、これをロベルト・レヴァンドフスキがゴール右下にきっちりと決めた。
先制したバイエルンは22分にも決定機を迎えた。スルーパスでディフェンスラインの裏に抜け出したD・コスタが完全にフリーの状態でエリア内に侵入しGKをかわす。しかしタッチが大きくなったところをDFにカットされてしまい大きなチャンスを逃した。
一方のインゴルシュタットは29分、モリッツ・ハートマンがダリオ・レスカノとのワンツーでエリア内左に抜け出し、右足でシュートを放ったが、ここはわずかにゴール左へ逸れた。するとバイエルンが追加点を挙げる。32分、高い位置でボールを奪うと、中央のシャビ・アロンソがエリア内右にスルーパス。これを受けたレヴァンドフスキが右足でゴール左隅にシュートを流し込んだ。
だが、ホームで意地を見せるインゴルシュタットも前半のうちに1点を返す。42分、ハートマンがエリア内でX・アロンソに倒されてPKを獲得。これを自らゴール中央に蹴り込み、1点差に詰め寄った。このまま2-1でハーフタイムを迎える。
後半に入り71分、インゴルシュタットはレスカノからスルーパスを受けたハートマンがエリア手前ゴール正面から右足でシュートを放つ。しかしここはわずかにゴール左に外れ、同点ゴールとはならない。
終盤もインゴルシュタットが主導権を握り攻め続けたが、結局最後まで同点ゴールを奪うには至らず、逃げ切ったバイエルンが2-1で勝利を収めた。この結果、1試合を残してバイエルンの通算26回目となるリーグ優勝が決定。ブンデスリーガ史上初の4連覇を達成した。
次節、インゴルシュタットは14日に敵地でレヴァークーゼンと、バイエルンは同日にホームで日本代表MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍所属のハノーファーと対戦する。
【スコア】
0-1 15分 ロベルト・レヴァンドフスキ(PK)(バイエルン)
0-2 32分 ロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)
1-2 42分 モリッツ・ハートマン(PK)(インゴルシュタット)
By サッカーキング編集部
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