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「“4月に雪”並みの珍事」…地元紙、3年ぶりゴールの長谷部に祝福と高評価

2016.05.02

ダルムシュタット戦で3年ぶりとなるゴールを挙げた長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第32節が、4月29日から5月1日にかけてドイツ各地で行われ、日本代表MF長谷部誠が所属する17位フランクフルトは、30日に13位ダルムシュタットと対戦。“ヘッセン・ダービー”を2-1の逆転勝利で制して自動降格圏を脱出。2部との入れ替え戦に回る16位に浮上した。

 5試合連続先発の長谷部が、56分に約3年ぶりのゴールを決めて同点とすると、その後チームは逆転に成功した。

 約3年ぶり、ブンデスリーガ通算6点目が残留に望みをつなぐ値千金の同点弾となった長谷部を、ドイツ誌『kicker』は第32節のベストイレブンに選出。

 ニコ・コヴァチ監督のもと、本職のボランチで日に日に存在感が増している長谷部に対し、地元紙『Frankfurter Rundschau』も、「試合ごとに価値を上げており、ピッチの中央からゲームをコントロールしていた。ベストフォームに近づいてきている」と手放しで称えた。

 フランクフルト加入後初めてとなるゴールにも、「まるで4月の雪並みに珍しいこと」と独特の言い回しで祝福している。

 日本代表MF清武弘嗣、同DF酒井宏樹、同MF山口蛍が所属する最下位ハノーファーは、前節降格が決定。30日の試合ではDF内田篤人所属の7位シャルケと対戦したが、1-3で敗れ、降格に続き最下位も確定した。清武と酒井はフル出場、山口と内田はベンチ入りメンバーから外れた。

 清武は『Sportal.de』の試合後採点で「3.5」と点数こそ低かったが、「ハノーファーのエンジン」と、攻撃の中心的役割を果たした点は評価を受けている。(最高1点、最低6点)

 各選手の採点と寸評は以下のとおり。

長谷部誠
対ダルムシュタット(2-1○)フル出場

『Frankfurter Rundschau』
採点:Gut dabei(=良い働き/「2」点相当)
寸評:「試合ごとにその価値を上げており、ピッチの中央からゲームをコントロールしていた。ベストフォームに近づいてきているだけでなく、ゴールまで決めた。長谷部のゴールは、まるで4月の雪並みに珍しいこと」

清武弘嗣
対シャルケ(1-3●)フル出場
『Sportal.de』
採点:「3.5」
寸評:「ハノーファーのエンジン。シュート5本をアシストし、自ら放った18メートルからのループシュートもいいゴールチャンスになっていた。ビルドアップでパスミスをすることもなく、リスキーなパスもほとんどを味方の足元へと通していた。しかしながら、重要かつ大きな見せ場が巡ってこなかった」

酒井宏樹
対シャルケ(1-3●)フル出場

『Sportal.de』
採点:「4.5」
寸評:「先制された場面では、センターからかなり離れたところにポジションを取っていたことで、ゴールを決めたエリック・マキシム・チュポ・モティングにボールが渡るのを防げなかった。その後の2失点も、主犯ではないものの立ち回りが不運だった。しかしながら、特に後半に入るとほぼ攻撃のみに専念。ハーフタイム後にネットをかすめたシュートは、ほんの少しツキが足りなかった」

 7日に行われる次節、フランクフルトは残留をかけて日本代表MF香川真司所属のドルトムントと対戦。ハノーファーはホッフェンハイムをホームに迎える。

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