豪快なミドルシュートで3年ぶりとなるゴールをマークした長谷部誠 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が30日に行われ、ダルムシュタットと日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトが対戦した。
残留を争う13位ダルムシュタットと17位フランクフルトによる“ヘッセン・ダービー”。フランクフルトは残留確定となる15位シュトゥットガルトとは3ポイント差、入れ替え戦出場となる16位のブレーメンとは1ポイント差と、なんとしても勝ち点3がほしいところ。長谷部はボランチで5試合連続の先発出場を果たしている。
先制したのはホームのダルムシュタット。12分、エリア内右に抜けだしたマルセル・ヘラーが鋭いクロスを入れると、中央のマリオ・ヴランチッチが右足でゴール左に流し込んだ。19分にはPKを獲得したダルムシュタットだったが、サンドロ・ヴァーグナーが右方向を狙ったシュートをGKルーカス・フラデツキーがストップ。リードを広げることはできず、1-0のままハーフタイムを迎えた。
後半に入り56分、フランクフルトが試合を振り出しに戻す。右からのCKがエリア手前にこぼれると、長谷部が右足ダイレクトで狙う。強烈なシュートはDFに当たってコースが変わり、ゴール右に突き刺さった。長谷部にとっては2013年5月5日のハンブルガーSV戦以来3年ぶりとなるブンデスリーガ通算6点目となった。
1-1のまま終盤に差し掛かった83分、フランクフルトは右サイドでFKを獲得する。サボルチュ・フスティが左足でゴール前にクロスを蹴りこむと、ファーサイドのシュテファン・アイグナーが滑り込みながら右足でシュート。これがゴール左隅に決まり、フランクフルトが逆転に成功した。
試合はこのまま2-1で終了。勝ったフランクフルトは暫定で16位に浮上し、残留に望みをつないでいる。
次節、ダルムシュタットは5月7日に敵地で日本代表FW原口元気所属のヘルタ・ベルリンと、フランクフルトは同日にホームで日本代表MF香川真司所属のドルトムントと対戦する。
1-0 12分 マリオ・ヴランチッチ(ダルムシュタット)
1-1 56分 長谷部誠(フランクフルト)
1-2 83分 シュテファン・アイグナー(フランクフルト)
フランクフルトの長谷部、ミドルシュートで同点ゴールを決めた https://t.co/jkY1KZjavz
— ballball Japan (@ballball_JP) May 1, 2016