1ゴール1アシストで勝利に貢献した香川真司(左)[写真]=Borussia Dortmund/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が4月30日に行われ、日本代表MF香川真司の2位ドルトムントは10位ヴォルフスブルクと対戦。開始7分に、香川の今シーズン9ゴール目となる先制弾を口火に大量5得点を挙げ、5-1で大勝した。
4試合連続でフル出場を果たした香川は、先制点を挙げた直後の9分にチーム2点目となるアドリアン・ラモスのゴールをアシスト。最近のリーグ戦5試合で4ゴール2アシストと乗りに乗っている香川を、地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は、「開始からわずか10分で、ここ最近の好調ぶりを証明した」と称え、採点でも「2.5」の高評価。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)「7分に先制ゴール、続く10分には美しいパスでアドリアン・ラモスのチーム2点目をアシスト」と、追加点を導いた絶妙なスルーパスを“美しい”と評した。
さらに、「怒涛の立ち上がりの後、ドルトムントの攻撃がやや落ち着くと、香川もそれほど目立たなくなった。しかし、後半に入るとチーム同様、香川も再び活発な動きを見せた」と分析。ドルトムントの攻撃には必ず香川が絡んでいたことを伝えた。
大勝の結果を反映し、試合後の採点は軒並み高得点が並んだ。香川の先制ゴールをはじめ2アシストをマークしたヘンリク・ムヒタリアンが単独最高の「1.5」となり、チーム3点目を決めたマルコ・ロイスら4選手が「2」でムヒタリアンに続いた。
ドルトムント 5ー1 ヴォルフスブルク 香川が1G1Aの活躍、オーバメヤンが1分間2ゴール https://t.co/cni4yCDKNQ
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また地元紙 『Ruhr Nachrichten』は、試合後の寸評を「絶好調の香川、オーバメヤンがレヴァンドフスキに迫る」とのタイトルで掲載。「小柄な日本人選手は絶好調で、ヴォルフスブルク相手にインパクト大の素早いスタートで好調ぶりを見せつけた」と、開始早々の先制ゴールとアシストで相手の出鼻を完全にくじいた香川のパフォーマンスを絶賛した。
採点でも、2ゴールを挙げて得点王争いでトップに立つロベルト・レヴァンドフスキ(バイエルン)の30ゴールにあと1と迫ったピエール・エメリク・オーバメヤンの「1.5」に次ぐ、チーム2番目となる「2」の高評価。「7分には自ら先制ゴールを挙げ、10分にはチーム2点目をお膳立て。お見事!」と伝え、香川の大活躍に、同紙は脱帽ともとれる賛辞を送っている。
なお、ドイツ紙『ビルト』は、香川、ムヒタリアン、オーバメヤンに最高点の「1」をつけている。
ドルトムントは次節、5月7日にアウェーで日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトと対戦する。
香川信司、ヴォルフスブルク戦でのボレーシュート https://t.co/S0zfbnMsEx
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By サッカーキング編集部
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