ミュラー(写真)のゴールで先制したバイエルンだったが1-1の引き分けに終わった [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第32節が30日に行われ、バイエルンとボルシアMGが対戦した。
2位ドルトムントに勝ち点差7をつけて首位を走るバイエルンは勝てばリーグ4連覇が決まる。仮に引き分け以下に終わった場合でも、同時刻開催の試合でドルトムントが白星を逃せば優勝が決定するが、勝利で通算26回目の優勝を祝いたいところだ。5月3日にアトレティコ・マドリードとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグを控えるバイエルンは、FWロベルト・レヴァンドフスキ、MFアルトゥーロ・ビダル、MFドゥグラス・コスタ、DFフィリップ・ラームら複数の主力選手を温存。先発メンバーにはDFザーダール・タスキ、MFジョシュア・キミッヒ、MFセバスティアン・ローデ、MFマリオ・ゲッツェ、FWトーマス・ミュラーらが起用された。
対するボルシアMGはCL出場権獲得となる4位ヘルタ・ベルリンと勝ち点差1の5位につけており、バイエルンのリーグ制覇阻止だけでなく、CL出場のためにも負けられない一戦となる。MFグラニト・ジャカ、MFトルガン・アザール、FWラファエウらが先発に名を連ねた。
開始早々の6分、バイエルンは右からのCKにファーサイドのミュラーがヘディングで合わせる。このシュートに反応して足を伸ばしたタスキはあと一歩のところで触れることができなかったが、GKが弾いたボールがゴール右隅に吸い込まれ、先制点となった。
幸先良くリードを得たバイエルンだったが、その後はなかなか決定機を作り出すことができない。33分にはエリア手前中央でボールを受けたミュラーが右足でミドルシュートを放ったが、GKの正面に飛んだ。試合はこのまま1-0で前半を折り返す。
後半に入り56分、ボルシアMGは敵陣中央をドリブルで持ち上がったジャカがそのまま左足でミドルシュート。しかしここは枠の左へ逸れた。一方のバイエルンは後半もチャンスを迎えられないまま時間が経過していく。
すると72分にボルシアMGが試合を振り出しに戻す。ラース・シュティンドルからのスルーパスでエリア内中央に抜けだしたアンドレ・ハーンが右足を振り抜くと、グラウンダーのシュートがゴール右下に決まった。
追いつかれたバイエルンはD・コスタを投入して勝ち越しを目指したが、試合はこのまま1-1で終了。勝ち点1を積み上げるに留まったバイエルンは、同日の試合で勝利したドルトムントとの勝ち点差が5に縮まり、リーグ優勝はお預けとなった。
リーグ戦の次節は7日に行われ、バイエルンは敵地でインゴルシュタットと、ボルシアMGはホームでレヴァークーゼンと対戦する。
【得点者】
1-0 6分 トーマス・ミュラー(バイエルン)
1-1 72分 アンドレ・ハーン(ボルシアMG)
レヴァンドフスキ温存のバイエルン、ボルシアMGと1ー1でドロー https://t.co/H6hMtjS8rk
— ballball Japan (@ballball_JP) May 1, 2016
By サッカーキング編集部
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