ドルト主将フンメルスが移籍の可能性を示唆「毎日寝る前の30分は考える」

フンメルス

2008年からドルトムントでプレーしているDFフンメルス [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、自身の去就について言及。父であり代理人も務めるヘルマン・フンメルス氏も移籍の可能性を示唆した。ドイツ誌『kicker』日本語版が22日に伝えた。

 現在ドルトムントで、フンメルス、アルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアン、そしてドイツ代表DFマルセル・シュメルツァーの去就について不明瞭となっている。同代表MFイルカイ・ギュンドアンについては、マンチェスター・Cへと向かっているとみられ、あとはクラブ間での移籍問題となっているようだ。ただ傾向としては、シュメルツァーは残留の可能性が高いのに対して、特にフンメルスは、移籍の可能性の方が高いと言えるだろう。

 そんな中、代理人のヘルマン・フンメルス氏は、「マッツはキャリアで思い描く野心を実現したいと考えている」とコメント。「そこで浮上してくるのはバイエルン、バルセロナ、レアルとアトレティコの両マドリード、そしてプレミアリーグでチェルシーとマンチェスター・Uといったクラブであり、ドルトムントも含まれているよ」と語った。「ドルトムントに対して大きな敬意を持っている。ドルトムントはマッツにとって大きな存在だ」

 また、フンメルス自身は、20日に行われたDFBポカール準決勝のヘルタ・ベルリン戦後、「デッドラインは決めている。でも口にするつもりはない。それを守れない怖さもあるんでね。とても難しい決断なんだ。数週間、毎日寝る前の30分は考えているよ。決断を迫られることになるからね。ただそれはどうしようもないことだし、最終的に自分が何を求めているのかを考えなくてはならない」と語った。

 ドルトムントは、23日に行われたブンデスリーガ第31節で、シュトゥットガルトとのアウェーゲームに臨む。

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