2006年W杯招致の不正疑惑から5カ月…独サッカー次期会長が決定

DFBの次期会長に当選したグリンデル氏 [写真]=Bongarts/Getty Images

 15日、DFB(ドイツサッカー連盟)の会長選がフランクフルトで行われ、元ジャーナリストの経歴を持ち、2002年から2016年まではCDU(ドイツキリスト教民主同盟)の政治家を務めていたラインハルト・グリンデル氏が次期会長に当選した。

 ドイツ紙『ビルト』によると、選挙結果は賛成250票、反対4票。ブンデスリーガクラブは2つの票を持っているが、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントとフライブルクの2クラブが、反対に投票したという。これについて新DFB会長は「私に投票して頂けなかった2クラブからも信頼を得られるように頑張りたい」とコメントしている。

 また同紙によれば、グリンデル氏にとって最大のテーマは、「2024欧州選手権をドイツで開催すること」、「ブンデスリーガクラブが希望するDFBポカール1回戦免除をどうするか」、「ブンデスリーガの海外マーケット開拓」などが挙げられている。

 DFBでは昨年11月、2006年ワールドカップ・ドイツ大会の招致をめぐる不正疑惑からヴォルフガング・ニーアスバッハ前会長が辞任。同ポスト不在という状況が約5カ月間続いていた。

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