マインツ戦で約3カ月ぶりの得点を挙げた香川真司(中央) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第26節が13日に行われ、日本代表MF香川真司が所属する2位ドルトムントは同代表FW武藤嘉紀の所属する5位マインツと対戦し、2-0で勝利を収めた。
香川はトップ下で3試合ぶりに先発メンバーに名を連ね、73分には今シーズン5点目となるゴールを決め、フル出場を果たした。
香川にとっては約3カ月ぶりとなる待望のゴールに、地元紙『Ruhr Nachrichten』は、他の6選手とともに「2.5」の及第点をつけた。(ドイツ紙の採点は最高1点、最低6点)
寸評では、「努力と成果は一致しなかった。パスの精度を上げ、ポジションニングに忠実に走っていれば、全力疾走の大部分は省略できただろう」と、香川の動きが非効率だったと分析した。
「46分のドリブルからのシュートは、あと一足分足りずにゴールにつながらなかった。だが、その後は調子を上げると、72分に後半戦初めてのスコアポイントとなるチーム2点目のゴールを決めることで報われた」と、久々のゴールには評価を与えた。
一方、地元紙『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』は試合後の採点で香川に対し、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンとともにチーム最低となる「4」の低い点数をつけた。
「まだスランプからは脱出していない。効果的な動きをできず、試合は彼を置き去りにして進んでいった」と、ゲームに絡めなかったと指摘した。
ゴールについても、「ハーフタイム直後には、ほぼフリーの状況からシュートを撃つ場面もあったが、飛び出していたGKロリス・カリウスに阻まれた。72分には、そうしたミスをすることなく、オーバメヤンからのパスをフリーで受けると、無人のゴールに押し込んだ」と、あくまでもその前の逸機を補うものという微妙な評価となった。
By サッカーキング編集部
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