2011年からフランクフルトを率いていたフェー監督 [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表MF長谷部誠が所属するフランクフルトは6日、役員会と相談役会による集中的な話し合いの結果、アルミン・フェー監督を解任することを決断したことを発表した。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。
まずはアシスタントコーチを務めるライナー・ガイヤー氏が練習で指揮を執ることとなり、クラブは近く後任について決断を下すことになる。
2011年に当時2部だったフランクフルトの監督に就任した際には、1年で1部返り咲きを果たし、翌シーズンには昇格組ながらヨーロッパリーグ出場権を獲得するという、快挙も成し遂げた。インゴルシュタット戦後に、主将代理を務めたドイツ人DFマルコ・ルスは「アルミン・フェーとともに、この苦境から抜け出せると確信している」と支持する考えを強調していた。
しかし、ここまでフランクフルトは5勝9分11敗、今回のインゴルシュタット戦でのドローにより、最近では7戦未勝利が続いている。
CEO(最高経営責任者)を務めるヘリベルト・ブルーフハーゲン氏は、今回の判断について以下のようにコメントを述べた。
「今回の解任は、我々にとって非常に難しい判断だった。アルミン・フェー氏は、最後まで我々からの信頼を得ていたんだ。しかし我々としては監督交代を通じて、1部残留に向けてチームに対し、重要な刺激をもたらしたいと考えている。フランクフルトは、アルミン・フェー氏の尽力に感謝の気持ちを伝えたい」