退場を拒否したレヴァークーゼン指揮官、 “前科あり”で厳しい処分か

シュミット

主審からの退場処分を拒否したシュミット監督(左から2人目) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ドイツサッカー連盟(DFB)の監理委員会は22日から、レヴァークーゼンを率いるロジャー・シュミット監督の調査を開始。今回、シュミット監督には厳しい判断が下されることになるかもしれない。

 21日に行われたブンデスリーガ第22節のドルトムント戦で、シュミット監督は審判からの退場処分に応じず、その結果主審は9分間試合を中断するという前代未聞の事態に発展していた。同監督は約1年前の2015年2月8日に行われたブレーメン戦でも、スポーツマンシップに反する発言をしたとして退場。その際には6000ユーロ(約74万円)の罰金が命じられた。

 そして同シーズンまたは昨シーズンに処分を受けた者に対しては、その分が今回の処分に加味されるということからも、今回シュミット監督には厳しい処分が下されることになるかもしれない。

 今後の流れとしては、22日に調査を行い、23日にシュミット監督が意見を述べ、24日に判断。あとはレヴァークーゼンが受け入れるかどうかということになる。

 さらに監理委員会は、スポーツディレクターを務めるルディ・フェラー氏に対しても調査を開始。同氏は試合後のテレビインタビューで、主審がレヴァークーゼンに対して不当に扱ったと批判を述べていた。フェラー氏も2011年に、2回審判への批判から罰金処分を命じられているが、シュミット監督とは異なり時間が経過していることから、今回の処分にそれが影響することはない。

 なお、DFBの規約には、処分の種類として以下のように記載されている。

a)注意、警告
b)5万ユーロ(約619万円)までの罰金
c)観客席での観戦。最大5試合
d)監督業を一時休業。最長2年
※以上のa〜dについては、組み合わせることが可能。度が過ぎる場合には、監督ライセンス停止・剥奪もありえる。

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