武藤獲得を実現させたハイデル氏(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツでスポーツディレクターを務めているクリスティアン・ハイデル氏の去就について、近いうちに発表があるかもしれない。14日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。
複数ドイツメディアは、ハイデル氏の新天地について、DF内田篤人のシャルケと報道。同クラブでマネージャーを務めるホルスト・ヘルト氏は今シーズン終了後の退団が決定しており、同氏の後任として、ハイデル氏の名が挙げられている。また報道によれば、すでにハイデル氏とシャルケは4年契約で基本合意に達しているとのこと。なお、両クラブからの正式な発表はなされていない。
正式発表がなされていない理由について、『ビルト』は「ハイデルの後任がまだ決まってないため」と記している。しかし同紙は、「マインツはすでにブレーメンのルーヴェン・シュレーダーSDとコンタクトを取っている。シュレーダーSDはキャリアアップを望んでおり、ヨーロッパリーグ出場の可能性が高いマインツでの仕事を望んでいる」と伝えた。つまり、シュレーダーSDのマインツ移籍が決まった段階で、シャルケとマインツはハイデルSD移籍のニュースを正式発表する予定だという。
ハイデル氏は1992年からマインツに所属。2013年に日本代表FW岡崎慎司(現レスター)、2015年には武藤の獲得に動き、実現させた。2001年には、のちにドルトムントやリヴァプールを指揮することとなるユルゲン・クロップ監督を招へい。指揮官としてのキャリアをスタートさせた。
シュレーダーSDはデュイスブルクやボーフムなどで現役生活を過ごし、2010年の引退後はニュルンベルクやグロイター・フュルトでスタッフとして在籍。2014年からはブレーメンで同職を務めている。
By サッカーキング編集部
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