円陣を組むマインツの選手たち(写真は2015年9月) [写真]=Bongarts/Getty Images
現在スペインで合宿中の日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツが、練習試合で乱闘騒ぎを起こした。11日、ドイツ紙『ビルト』が伝えている。
同紙によると、マインツは9日に合宿地マルベーリャでスタンダール・リエージュとテストマッチを行ったが、81分にMFクリストフ・モリッツが相手選手のU-21ベルギー代表DFコレンティン・フィオーレから悪質なタックルを受けると、両軍の選手がピッチ上で揉み合いになったという。
マインツのマルティン・シュミット監督はこの騒動について、スタンダール・リエージュのヤニック・フェッレーラ監督に責任があるとし、「彼は試合中ずっとスペイン語やフランス語で選手をけしかけていた。『もっと激しくプレーしろ』とか『ファールもしろ』などといった具合にね」とコメントしている。
またマインツのマネージャーを務めるクリスティアン・ハイデル氏も「彼らがやったことはサッカーという枠を超えていた。あのような試合の後にピッチを去るのは簡単なことではない」と憤りを隠せなかったようだ。
試合はスタンダール・リエージュが3-0で勝利している。