マインツに所属するFW武藤嘉紀 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガは前半戦最後の試合となる第17節が終了し、ウィンターブレイクに入った。23日付のドイツ紙『ビルト』が、“勝者”と名付けて各クラブの前半戦で最も目立った選手を発表している。
マインツの“勝者”には、日本代表FW武藤嘉紀が選ばれた。今夏FC東京から加入した武藤は、開幕戦で途中出場ながらいきなりデビューを飾ると、その後全16試合で1トップとしてスタメン出場。8月29日に行われた第3節ハノーファー戦で移籍後初ゴールを含む2得点を挙げると、10月31日の第11節アウクスブルク戦では自身初となるハットトリックを達成するなど、ここまで7ゴールをマークしている。
同紙は、武藤について、「当初はウイングとしてやって来た。だが、すぐにペナルティーエリア内で活躍するレギュラーとなった。7ゴールを挙げた武藤は、レスターへ移籍した岡崎慎司が務めていた点取り屋の役割を早くも果たしている。さらに、FC東京からの280万ユーロ(約3億7000万円)の買い物は、岡崎より技術が優れており、彼の成長はまだ終わらない」と評し、昨シーズンまでマインツに在籍していた、現在レスターに所属する日本代表FW岡崎慎司に引けを取らない活躍だと称賛した。
その他のチームでは、首位を独走するバイエルンは14ゴールを挙げているドイツ代表FWトーマス・ミュラー、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはMFユリアン・ヴァイグル、レヴァークーゼンは今夏マンチェスター・Uから加入し、ここまで11得点を記録しているメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスらが選出されている。
■『キッカー』が選ぶブンデス前半戦の各クラブの“勝者”
トーマス・ミュラー(バイエルン)
ユリアン・ヴァイグル(ドルトムント)
ルネ・ヤーステイン(ヘルタ・ベルリン)
アンドレアス・クリステンセン(ボルシアMG)
ハビエル・エルナンデス(レヴァークーゼン)
レロイ・ザネ(シャルケ)
マクシミリアン・アルノルト(ヴォルフスブルク)
武藤嘉紀(マインツ)
ドミニク・ハインツ(ケルン)
ルイス・ホルトビー(ハンブルガーSV)
マーヴィン・マティプ(インゴルシュタット)
マルヴィン・ヒッツ(アウクスブルク)
サンドロ・ヴァーグナー(ダルムシュタット)
ルーカス・フラデツキー(フランクフルト)
ルーカス・ルップ(シュトゥットガルト)
フェリックス・ヴィートヴァルト(ブレーメン)
ロン・ロベルト・ツィラー(ハノーファー)
ニクラス・ズーレ(ホッフェンハイム)