バイエルン、グアルディオラが今季限りで退任…後任はアンチェロッティ

グアルディオラ

今季限りでの退任が発表されたグアルディオラ監督 [写真]=Bongarts/Getty Images

 バイエルンは20日、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が今シーズン限りで退任することを、クラブ公式HPを通じて発表した。

 監督業を引退したユップ・ハインケス前監督の後を継いで2013年6月に就任したグアルディオラ監督。初年度に2位ドルトムントを19ポイント差と圧倒してブンデスリーガを制覇し、DFBポカール、クラブ・ワールドカップも優勝した。2年目はシーズン終盤に負傷者が多発するも、リーグ連覇を達成。チャンピオンズリーグ(CL)では2年連続でベスト4に進出した。

 契約最終年度となった今シーズンも、チームは国内外で猛威を振るっている。リーグ戦を15勝1分け1敗の首位で折り返し、DFBポカールでは前回王者ヴォルフスブルクとダルムシュタットを敗退に追いやってベスト8に進出。CLでもグループステージで19得点3失点の強さを披露し、首位通過を決めている。契約延長を希望するクラブ側は事前にグアルディオラ監督に対し、決断の期限はブンデスリーガ前半戦が終わる前の12月と伝えていたため、その約束を守った形となった。

 バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEO(最高経営責任者)は同HPを通じて、「我々はペップ・グアルディオラが与えてくれたすべてに感謝している。ペップが去ることが明らかとなった今、我々は重要な目標にむかってより集中するだろうと確信している」と、指揮官に感謝の言葉を述べた。

 なお、グアルディオラ監督の後任として、昨シーズンまでレアル・マドリードを率いたカルロ・アンチェロッティ氏が2016年7月1日から2019年6月30日までの3年契約を結ぶと発表されている。

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