ブレーメン戦にフル出場した酒井高徳 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガは27日から29日にかけて第14節が行われ、DF酒井高徳所属のハンブルガーSVはブレーメンとの“ノルト(北部)ダービー”に3-1で快勝。酒井は右サイドバックで3戦連続のフル出場を果たし、ダービー制覇に貢献した。
地元紙『Hamburger Morgen Post』は、採点こそ「3」となったものの、競り合いでの酒井の身のこなしを「気に入った」と賞賛した。
ヘルタ・ベルリンの日本代表MF原口元気は格上のバイエルン相手に屈したが、原口は守備面を評価された。
ダルムシュタットとスコアレスドローに終わったケルンのFW大迫勇也は依然として低評価が続いている。
フランクフルトの日本代表MF長谷部誠は、同FW武藤嘉紀の先制弾などでマインツとの“ライン・マイン・ダービー”に敗れた。長谷部はこの試合も右サイドバックで出場したが、低調なパフォーマンスに地元紙は「怠慢」と手厳しく批判している。
各選手の採点と寸評は以下の通り。(いずれも最高1点、最低6点)
■酒井高徳
対ブレーメン(3-1○)フル出場
『Hamburger Morgenpost』
採点:3
寸評:「右サイドの競り合いで何度も転倒。早い時間帯に警告を受けながら(18分)、競り合いで躊躇することなく、まわりをよく把握したクレバーな身のこなしは気に入った」
『Berliner Zeitung』
採点:-
寸評:「右MFでプレー。前半折り返しの時間帯に、先制のチャンスが巡ってきたが決められなかった。シュートを外してしまったのは、原口が驚いたからだろう。後半もチャンスがあったが、(マヌエル・)ノイアーがゴールに構えていることがよぎったのか、今度はゴール正面にシュートを撃ってしまった」
■大迫勇也
対ダルムシュタット(0-0△)先発出場、60分交代
『Koelner Stadt-Anzeiger』
採点:3.5
寸評:「よく動き、いつでもパスを出せる状況にあった。あらゆる動きに絡んでいたが、ゴールチャンスは1度にどとまった」
『EXPRESS』
採点:4
寸評:「欲をはりすぎて、上手くいくことは少なかった」
■長谷部誠
対マインツ(1-2●)先発出場、84分交代
『Frankufurter Rundschau』
採点:5
寸評:「おかしなパフォーマンス。判断も速いとは言えず、全体的に怠惰に映った。ジャッジへの再三にわたる不平はイラつかせただけ。自らのパフォーマンスに集中するだけでも十分にやるべきことがあったはず。2点目を奪われた場面では、中盤でボールを失ったうえ、後ろに戻るのも遅すぎた」