13日、フランス代表との試合に出場したボアテング [写真]=Getty Images
バイエルンに所属するドイツ代表DFジェローム・ボアテングが13日に起きたフランス・パリでの同時多発テロについてコメントしている。
ドイツ代表は、13日にパリでフランス代表との親善試合に臨んだ。同試合でスタメン出場したボアテングは、15日付のドイツ紙『キッカー』のインタビューに応え、「僕の人生で最も恐ろしい体験だった。すぐ近くにいたわけだからね」と、その恐怖を語っている。
ケガの影響から前半で交代した同選手は携帯電話を見て、この惨劇を実際に知ったという。しかし、試合中から悪い予感はあったようだ。「最初は客席から爆発音が聞こえたんだ。ただ煙はあがっていなかった。でも、ホテルに爆破予告もあったから嫌な予感はしたね」と、不穏な雰囲気を感じ取っていたことを明かした。
今回の出来事によりフランスでの開催が危ぶまれている来年のユーロ2016については、「結局のところ、どこで開催されるかということは問題ではない。このようなテロ行為はどこでも起こりうることだからね」と、脅威はフランスだけに限ったものではないと言及。なお、UEFA(欧州サッカー連盟)は16日に声明を発表し、来年行われるユーロ2016を予定通りフランスで開催することを公式発表した。
また、ボアテングは膝のケガにより、17日に行われるオランダ戦には出場しない見込みである。
By サッカーキング編集部
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