原口フル出場のヘルタ、ホームで4失点完敗…ボルシアMGは6連勝達成

原口元気

ボルシアMG戦にフル出場した原口元気 [写真]=City-Press via Getty Images

 ブンデスリーガ第11節が10月31日に行われ、日本代表FW原口元気が所属するヘルタ・ベルリンとボルシアMGが対戦した。

 前節、2試合ぶりに白星を取り戻したヘルタ・ベルリンはここまで5位と好位置につけているだけに、ホームでの1戦で連勝を目指したいところ。原口は右MFで10試合連続の先発出場となった。対するボルシアMGは開幕5連敗と最悪のスタートを切った後、アンドレ・シューベルト新監督体制となってからは5連勝と絶好調。順位も7位まで浮上し、敵地で6連勝を目指す。

 15分、ヘルタ・ベルリンは自陣から右サイドをドリブルで持ち運んだ原口がクロスボールを供給し、エリア内のサロモン・カルーが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えることができなかった。一方ボルシアMGは18分、エリア手前のパス交換から最後はラファエウが右足でミドルを狙ったが、GKの正面に飛んだ。

 すると26分、ボルシアMGのゴールで試合が動く。DFラインの裏を取ったファビアン・ジョンソンの突破をGKが阻むと、こぼれ球を拾ったオスカル・ヴェントがエリア内左から左足を一閃。強烈なシュートがゴール右上に突き刺さった。さらに直後の28分、ドリブルでエリア手前まで持ち運んだラファエウがミドルレンジから狙うと、DFに当たったシュートがゴールに吸い込まれ、ボルシアMGがリードを2点に広げた。

 2分間で2点を奪われたヘルタ・ベルリンは反撃の糸口をつかめないまま前半を折り返す。

 ヘルタ・ベルリンはハーフタイムに選手交代。カルーに代えてアレクサンダー・バウムヨハンを投入した。しかし54分、ボルシアMGが追加点を奪う。エリア内に抜け出したイブラヒマ・トラオレをセバスティアン・ラングカンプが倒してしまい、主審はPKの判定。これをグラニト・ジャカがきっちり決めてスコアは3-0となった。

 点差を広げられたヘルタ・ベルリンは59分、右サイドの崩しからファーサイドで完全にフリーとなっていたバウムヨハンがワントラップから右足で狙ったが、GKの好セーブに阻まれてしまい、絶好のチャンスを逃した。ヘルタ・ベルリンが1点を返したのは82分。エリア内で倒されたバウムヨハンが、PKを自らゴール左に蹴り込み、点差を縮めた。

 ところが後半アディショナルタイム、カウンターを仕掛けたボルシアMGがホーヴァル・ノルヴェイトの右足シュートで追加点を奪い、試合は4-1で終了。ボルシアMGが連勝を6に伸ばした。

 次節、ヘルタ・ベルリンは11月6日に敵地で日本代表MF清武弘嗣と同DF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦。ボルシアMGは同3日にチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節のユヴェントス戦を挟んで、7日にインゴルシュタットをホームに迎える。

【スコア】
ヘルタ・ベルリン 1-4 ボルシアMG

【得点者】
0-1 26分 オスカル・ヴェント(ボルシアMG)
0-2 28分 ラファエウ(ボルシアMG)
0-3 54分 グラニト・ジャカ(PK)(ボルシアMG)
1-3 82分 アレクサンダー・バウムヨハン(PK)(ヘルタ・ベルリン)
1-4 90+1分 ホーヴァル・ノルヴェイト(ボルシアMG)

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