好調の勢いを封じられたドルト…香川「攻撃の形が作りづらかった」

香川真司

ホッフェンハイム戦で先発出場した香川真司 [写真]=Bundesliga/DFL via Getty Images

 日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、23日に行われたブンデスリーガ第6節でホッフェンハイムと対戦し、1-1の引き分けで終わった。トップ下の位置で6試合連続の先発出場を果たした香川が、試合後にコメントしている。同リーグ公式サイトが伝えた。

 フル出場した香川は試合後、「相手もすごく研究してきたというか、自分たちがポゼッションをしている中で、相手の嫌なとこを突くことがなかなかできなかったです」と振り返ると、「単純なミスも多かったですし、ロングボールやサイドチェンジに(相手DFが)付いてきていたので。いつもだったらそこでチャンスにつながっていたけど、(ホッフェンハイム戦では)なかなか効果的なボールがなかったのかなと思います」とコメント。

「その中でミス絡みでカウンターを浴びることも多かったです」と続け、「なかなかいつもとは違って攻撃の形が作りづらかったので。相手もすごくハードワークしてました」と、いつものパフォーマンスを封じられたと語った。

 しかし、「中央のバイタルが少し空いていたので、(監督に)『後半はそこをもっと突いていくように』とは言われました。その中で少し改善できて、チャンスも作れていたと思います」とトーマス・トゥヘル監督からの指示で後半は持ち返したとコメント。68分に訪れた自身のチャンスのシーンについては、「左足のシュートはちょっと力んだ部分もありました」と明かし、「しっかりと次決められるように準備するだけだと思います」と語った。

 そして香川は、「コンビネーションのミスだったり、動きの質だったり量が、今日の試合はあまり良くなかったのかなと思います」と公式戦12連勝を逃した理由を明言。「最後、勝ち越し点という意味では精度を欠きましたし、こういうタフな試合の中で最後勝ち切りたかったです」と引き分けを悔やむが、「最低限、勝ち点1ということでしっかりと切り替えて、次は同じことをしないようにホームで勝つ準備をしたいなと思います」と次戦への意気込みを語っている。

 ドルトムントは、27日に行われる第7節で、昇格組のダルムシュタットをホームに迎えて対戦する。

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