シャルケ残留が決まったボアテング [写真]=Bongarts/Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケの元ガーナ代表MFケヴィン・プリンス・ボアテングが、紆余曲折の末、同クラブに残ることになった。1日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。
同紙によれば、期限最終日の8月31日、ボアテングは自身の獲得に動いていたスイスのFCシオンへの移籍を目指していたようだが、シャルケと同クラブの間で移籍金がまとまらず、破談になったという。
同選手はこの夏、MF田中順也が所属するポルトガルのスポルティング・リスボンや、サウジアラビアのアル・イティハドでメディカルチェックを受けるなど、契約目前までこぎつけていたが、細部での折り合いがつかず合意に達することはなかった。
シャルケのトップチームでの練習参加や試合出場を禁止されているボアテングが少なくとも冬までは同クラブに残ることになったため、『ビルト』紙は「ボアテングは、シャルケの足に“岩塊”としてぶら下がることになった」と記している。
同クラブは8月28日、バイエルンからデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイベルクを1シーズンのレンタルで獲得しており、ボアテングの立ち位置はさらに厳しくなることが濃厚だ。