バイエルン、ドルトムントのフィットネスコーチ引き抜きに成功

香川真司

シュルムベルガー博士(左)の指導を受ける香川(右)[写真]=Getty Images

 バイエルンは、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントからユルゲン・クロップ前監督のパートナーを引き抜くことに成功した。

 25日にクラブ公式サイトを通じて、2011年からドルトムントでフィットネスコーチを務めていたアンドレアス・シュルムベルガー博士が今月末で退団し、7月1日からバイエルンで「リハビリテーション及び負傷予防チーム」の責任者に就任することを発表している。

 同博士はドルトムントで、負傷からの復帰を目指す選手に付き添い、早期合流のためのプログラムを作成。その手腕は高く評価されていた。バイエルンはジョゼップ・グアルディオラ監督の就任後からフィットネスチームの改善に着手し、昨年はレヴァークーゼンからホルガー・ブロイヒ博士を獲得。選手のパフォーマンスを綿密に分析する役目のブロイヒ博士は、毎日選手の血液と尿を採取し、体調などを入念にチェックしている。

 ドイツ紙『ビルト』によると、今シーズンのバイエルンは計28名もの選手がリーグ戦出場を果たすなど負傷者が続出しており、医療スタッフの強化はグアルディオラ監督が最も望んだ点だったという。

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