決勝弾のケール、DFB杯制覇を目論む「残された唯一のタイトル」

ケール

決勝点を決めたケール [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 DFBポカール準々決勝が7日に行われ、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントはホッフェンハイムと対戦し、延長戦の末3-2で勝利した。試合後、決勝ゴールを決めたMFセバスティアン・ケールがインタビューに応えている。同日、日本語版クラブ公式HPがコメントを伝えた。

 この試合でケールは、62分にMFスヴェン・ベンダーに代わって途中出場。そして、2-2で迎えた延長後半の107分、クロスボールのこぼれ球を豪快にハーフボレーで叩き込み、チームを準決勝に導いてみせた。

 ケールにとっては、フライブルクに所属していた2000年12月のシュトゥットガルト戦以来14年ぶりのDFBポカールでの得点だった。同選手は、120分の激闘について「ものすごく気持ちの入ったアグレッシブな試合だった」と振り返っている。

 決勝点となった豪快なボレーシュートについては「実は僕、落ちてくるボールを蹴るのは得意なんだ。でもボールがあんな軌道で飛んでいってポストの内側に当たったのはラッキーだったと思う」と述べ、得意とするボレーシュートではあったものの、予想以上に良いコースに飛んだことには驚いた様子。

 ブンデスリーガでは現在10位と満足できる結果を残せていない。しかし、この試合に勝利したことでタイトルを獲得できるチャンスが巡ってきた。これについては「DFBポカールは今シーズン僕らに残された唯一のタイトルだ。もちろん、またベルリンの決勝の舞台に立つことを夢見ているよ。次のラウンドでどこと当たるか楽しみだ。今度もホームで戦えるといいね」と語り、2011-12シーズン以来の優勝に向けて、意気込みを語っている。

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