フライブルク戦で先発出場した乾貴士(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が30日に行われ、フライブルクと日本代表のMF乾貴士とMF長谷部誠が所属するフランクフルトが対戦した。
最下位に沈むフライブルクが、ホームに9位のフランクフルトを迎えて、今シーズン後半の初戦に臨んだ。乾と長谷部はともに先発出場している。
試合は開始早々の1分に動く。敵陣中央でFKを獲得したフランクフルトは、エリア内にボールが入ると、ファーサイドのマルコ・ルスが滑り込みながら右足で合わせてネットを揺らした。
先制を許したフライブルクは18分、マイク・フランツがエリア内左に抜け出してシュートを放つが、GKケヴィン・トラップが弾きだしてゴールとはならない。
前半は、立ち上がりに先制に成功したフランクフルトが1点リードで折り返す。
後半に入って61分、フランクフルトのシュテファン・アイグナーが自陣のエリア内でクリスティアン・ギュンターにファールを犯し主審はPKの判定。ウラジミール・ダリダがこのPKを決めて、フライブルクが同点に追いついた。
直後の63分、右サイドをロングパスで抜け出したフェリックス・クラウスが、ワンタッチで中央に折り返すと、走り上がっていたニルス・ペーターゼンがエリア内中央でシュートを放ちゴール右隅に決めた。さらに69分、フランツがDFを1人かわしてエリア内左に侵入し、クロスを上げると、ファーサイドのペーターゼンが頭で合わせてゴール。フライブルクがリードを3点に広げた。
76分にフランクフルトは乾に代えてルーカス・ピアソンを投入。しかし88分、ジョナタン・シュミッドがエリア内左に抜け出してクロスを入れると、またもペーターゼンがヘッドで合わせる。一度はGKトラップが防ぐも、こぼれ球をペーターゼンが自ら押し込んで、フライブルクが追加点を挙げた。
試合はこのまま終了。フランクフルトは開始早々に先制点を挙げるも、後半のPKをきっかけに4失点し、1-4でフライブルクに敗れた。乾は76分に途中交代となり、長谷部は83分までプレーしている。
【得点者】
0-1 1分 マルコ・ルス(フランクフルト)
1-1 61分 ウラジミール・ダリダ(フライブルク)(PK)
2-1 63分 ニルス・ペーターゼン(フライブルク)
3-1 69分 ニルス・ペーターゼン(フライブルク)
4-1 88分 ニルス・ペーターゼン(フライブルク)