ヴォルフスブルクの選手たち [写真]=Bongarts/Getty Images
現在、南アフリカのケープタウンで冬季キャンプを行っているヴォルフスブルクが、心理カウンセラーを招き入れる予定だ。
14日、ドイツ紙『ビルト』が伝えた内容によると、U-21ベルギー代表MFジュニオール・マランダが10日に事故死した影響は非常に強く、チームには重苦しい雰囲気が漂っているという。
そして、これを見たヴォルフスブルクのチームマネージャー、クラウス・アロフス氏がドイツから心理カウンセラーのアンドレアス・マルロヴィッツ教授を招き入れることを決断。同教授はすでにドイツを発ち、ケープタウンへ向かっているとのことだ。
ケルン体育大学で教鞭を執るマルロヴィッツ教授は心理学のエキスパートで、元ドイツ代表GKロベルト・エンケが自殺した2009年には、同GKが当時所属していたハノーファーにも招へいされており、選手たちの精神を支えた人物として広くその名が知れ渡っている。
この件についてアロフス氏は、「エンケの件とマランダの件が全くの別物であることは確かだ。同列に語ることはできない。しかし我々は、選手に対して気を配る必要がある」と話している。