マインツ戦で4試合ぶりのフル出場を果たしたDF酒井高徳(左) [写真]=Bongarts/Getty Images
日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトは、13日に行われたブンデスリーガ第15節で、同代表FW岡崎慎司が所属するマインツと対戦し、1-1の引き分けで終わった。
シュトゥットガルトは、マインツに先制を許すも、72分にフィリップ・コスティッチの右サイドから上げたクロスが直接ゴールに吸い込まれ同点となり、1-1のドロー決着となった。
4試合ぶりのフル出場となった酒井高徳は、試合後、「今日このチャンスが来た時に、じゃあどういうことが今まで見てきたことで必要なのかっていうのを考えてやった結果がうまくいったと思うし。個人的には久しぶりにした試合にしては良かったかなと思う」と試合を振り返ると、「自分が、どういう立場でどういう選手としてやらなきゃいけないことがあるのかっていうことと、チームでどれだけできるかっていうことが、自分の選手としての価値につながると思うんで。今日それを証明して試合に出ることは、1つ自分の中で収穫かなと思います」と語った。
3試合連続でベンチスタートになった時を振り返り、「『また試合出れないのか』っていう考えよりは、『じゃあ試合出るためにしっかりやろうか』っていうほうに意識が行ってた」と明かす酒井は酒井は「やれることはやってたし、監督からも、来て初日、2日目ぐらいに、『今やってるようなトレーニングをしっかり続けて披露してくれたら、試合に出るチャンスはいつでもあるから。それを僕らは必要としてるから』っていう風に言われてた」と、フーブ・ステフェンス新監督の言葉を明言。「単純に、出番が回ってくるまでしっかり準備しておこうかなっていう感じで3試合ずっと見てたし、チームがどういうところが良くないのか、どういうところが足りないのか、入った時にどういうことをしたらいいのかっていうのをとにかくベンチとかで考えてやってた」と、ベンチで考えていたことを明かした。
そして、「頑張ったヤツにチャンスが来るっていうような監督なんで、まさにそれをやってたっていうだけかなと。難しいのはこっからずっと続けることだと思う。もう(今年は)2試合しかないけど、残りの2試合しっかり出れるように、またやっていきたいなと思う」と語ると次戦を見据えている。