クロップ、過去にバイエルン監督就任の可能性が…マインツSD明かす

ユルゲンクロップ

ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督 [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 ドイツメディア『Sport1』は12日、日本代表MF香川真司が所属するドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督が以前、バイエルンからのオファーを受けていたと報じた。

 日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツのスポーツ・ディレクターを務めるクリスティアン・ハイデル氏が、2008年にバイエルン監督就任の話があったと明かした。

 ハイデル氏は、「バイエルンの(ウリ・)ヘーネス会長からの連絡を受けたとき、彼も隣にいたんだ。クロップは国内からの監督候補だった」と、後任としてリストアップされた候補者のうちの1人がクロップ監督であったと語った。

 結局、当時の指揮官には、現在アメリカ代表監督を務めるユルゲン・クリンスマン氏が就任。ハイデル氏は、「クリンスマンは国際的にも名前が知られていた」と説明した。

 さらにハイデル氏は、「クロップは当然、舞い上がっていた。バイエルンから監督就任の話があれば、誰もが心を動かされるものだ」とコメント。近年、ドルトムントからMFマリオ・ゲッツェやFWロベルト・レヴァンドフスキが移籍し、クロップ監督はバイエルンの選手獲得に対して不満を漏らしていたが、2008年には同クラブの監督就任を前向きに捉えていたようだ。

 今シーズンのドルトムントはリーグ戦11試合を終えて、3勝1分け7敗で15位に低迷。1日に行われたバイエルン戦で敗れ、5連敗を喫した際には、クロップ監督が解任されるのではないかという報道も出ていた。

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