「常に危険な存在」「精彩欠いた」…香川への地元紙評価割れる

香川真司

ボルシアMG戦に先発した香川真司(左) [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第11節が9日に行われ、日本代表MF香川真司とMF丸岡満が所属するドルトムントとボルシアMGが対戦。相手のオウンゴールが決勝点となり、ドルトムントが1-0で勝利を収めて8試合ぶりの白星を挙げた。先発出場した香川は、73分までプレーした。

 試合後、地元の複数メディアが各選手の採点と寸評を掲載(1が最高、6が最低)。香川については以下の通り、評価が割れる結果となった。

 ドイツ紙『Der Westen』の採点は「2.5」で「同僚との共同プレーは、最高のものとはまだ到底言えない。しかし、ボルシアMG戦では良いシーンを数多く演出している。2分、(マルコ)ロイスが惜しいシュートを放った場面では、自身のヒールパスからそのチャンスを作り出した。その後も素早いターンとショートパスの数々により、相手にとって常に危険な存在だった。後半は少し息切れしてしまった」と、まずまずの評価を与えた。

 一方、同『Revier Sport』は「4」と低評価で、「序盤は試合から完全に消えていた。ハーフタイムを終えた後は若干パフォーマンスが上がったが、総合的に見て、この日本人は精彩を欠いていた」と、記した。

 さらに、ドイツ紙『ルールナハリヒテン』の採点は「3.5」で、「ファーストプレッシャーとして、せわしなく動き回っていた。この日本人は攻撃的MFの位置で、タッチ数を少なめにし、素早いパス回しをするためにプレーしていた。だが、あまりにも多くのことがうまくいってなかった。ドルトムントへのカムバックを果たした(ブンデスリーガ第3節)フライブルク戦のゴールだけでは少なすぎる」と寸評を述べている。

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