フル出場の岡崎にゴール生まれず、マインツが完封負け…今季初黒星

岡崎慎司

ヴォルフスブルク戦に先発出場したマインツのFW岡崎慎司(中央)[写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第9節が26日に行われ、ヴォルフスブルクと日本代表FW岡崎慎司が所属するマインツが対戦した。岡崎は前節のアウクスブルク戦に続き、1トップで先発出場を果たした。

 3連勝中のヴォルフスブルクは勢いそのままに、ホームでの勝利を目指す。一方、今シーズン未だに負けなしのマインツは、確実に勝ち点3を獲得し上位追走を狙う。

 立ち上がりは、マインツが積極的にゴール前までボールを運ぶが、決定機を活かすことはできない。12分、右サイドからのロングパスをペナルティエリア内左で受けたイヴィツァ・オリッチがヘディングシュートを放つが、ゴールラインぎりぎりのところでロリス・カリウスがキャッチする。3分後、セットプレーからヴォルフスブルクに先制点が生まれる。CKからのクロスにフリーで抜け出したナウドがヘディングで合わせゴール左隅に叩き込んだ。

 25分、岡崎がペナルティエリア内左の深い位置からヘディングで中央に落とす。サミ・アラギが右に流したところに走り込んだフィリップ・ジュリチッチがスライディング気味に右足シュートを放つが、相手GKの正面に飛んでしまう。

 追加点を狙い果敢に攻めるヴォルフスブルクは39分、イヴァン・ペリシッチからのパスをペナルティエリア内左で受けたルイス・グスタヴォが左足でダイレクトシュートを放つも、これはゴール右に逸れる。44分にもグスタヴォがミドルシュートを放ったが、枠を捉えることができない。

 ヴォルフスブルクの1点リードで迎えた後半、縦パスに抜け出したオリッチがドリブルでゴール前まで持ち込み左足を振り抜いたが、得点には至らず。対するマインツは56分、アラギがドリブルで抜け出しシュートを放ったが、ポストのわずか左に逸れる。

 59分、ヴォルフスブルクがCKを獲得する。ファーサイドへのクロスにナウドが再びヘディングで合わせると、さらにカリウスの手前でペリシッチがヘディングでコースを変え、ボールはネットに吸い込まれた。ヴォルフスブルクがリードを広げたところで、マインツはユヌス・マッリ、ク・ジャチョル、ハイロを一気に投入する。

 75分、マインツがゴール正面やや左の位置でFKを獲得する。ヨハネス・ガイスが直接狙ったが、相手GKの好セーブに阻まれる。77分、裏に抜け出したマキシミリアン・アーノルドのシュートはゴールポストに直撃。両チームの激しい攻防が続く。

 すると87分、途中出場したジュニオール・マランダがペナルティエリア内右に侵入。相手DFをかわしながら、逆サイドにグラウンダーのパスを通すと、ダニエル・カリジュリがダイレクトで合わせダメ押しのゴール。試合は3-0で終了し、ヴォルフスブルクが4連勝を飾った。岡崎がフル出場したマインツは、今シーズンの無敗がストップした。

 次節、ヴォルフスブルクは日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと、マインツはブレーメンと対戦する。

【スコア】
ヴォルフスブルク 3-0 マインツ

【得点者】
1-0 15分 ナウド(ヴォルフスブルク)
2-0 59分 イヴァン・ペリシッチ(ヴォルフスブルク)
3-0 87分 ダニエル・カリジュリ(ヴォルフスブルク)

モバイルバージョンを終了