驚異の粘りで引き分けに持ち込んだシュトゥットガルト [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第8節が18日に行われ、日本代表DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトはレヴァークーゼンと対戦した。酒井はベンチスタートとなった。
ここまで7試合を終えて1勝と、厳しいシーズン序盤を送るシュトゥットガルトは、ホームに4位のレヴァークーゼンを迎えた。
試合は4分、中央でドリブルを仕掛けたシュテファン・キースリンクがディフェンスと交錯すると、こぼれ球を拾ったソン・フンミンがディフェンスを交わして左足で蹴り込みレヴァークーゼンが先制する。続く9分、シュトゥットガルトのGKトルステン・キルシュバウムの中途半端なクリアがソンわたり、ソンは迷いなくシュートを選択。飛び出していたキルシュバウムの反応が遅れ、早々に2点目を奪う。
さらに10分、スルーパスに抜け出したソンがキーパーと一対一になり、再び絶好機を迎えるが、狙いすましたループシュートはクロスバーに阻まれた。32分にも、シュトゥットガルト守備陣の連係ミスが起こり、キースリンクが角度の無い位置から無人のゴールを狙うが、ここもポストに救われる。
しかし41分、カリム・ベララビがソンとのワンツーからディフェンス3人を交わし左足でゴール。0-3とレヴァークーゼンの一方的な展開で前半を折り返す。
ここまで防戦一方だったシュトゥットガルトだが、後半は別のチームに豹変する。57分、右サイドでボールを受けたクリスティアン・ゲントナーがクロスを入れると、ティモ・ヴェルナーが頭で合わせ1点を返す。
さらに攻めるシュトゥットガルトは67分、左サイドからのフリーキックをゴール前に入れると、こぼれ球をフロリアン・クラインが豪快なミドルシュートを突き刺し、1点差に詰め寄る。
完全に勢いを取り戻したシュトゥットガルトは76分、右サイドでフリーキックを獲得すると、フィリップ・コスティッチが入れたクロスをマーティン・ハルニックがヘディングで叩き込み、とうとう同点に追いつく。
終盤は、お互いが勝ち越し点を狙い果敢に攻め込むが、チャンスを決めきれず3-3の引き分けで終了。酒井高徳に出番はなかった。
【得点者】
0-1 4分 ソン・フンミン(レヴァークーゼン)
0-2 9分 ソン・フンミン(レヴァークーゼン)
0-3 41分 カリム・ベララビ(レヴァークーゼン)
1-3 57分 ティモ・ヴェルナー(シュトゥットガルト)
2-3 67分 フロリアン・クライン(シュトゥットガルト)
3-3 76分 マーティン・ハルニック(シュトゥットガルト)