シャルケの新監督に就任したディ・マッテオ氏 [写真]=Getty Images
DF内田篤人が所属するシャルケは7日、イェンス・ケラー監督の解任を発表した。直近10試合でわずか2勝しか挙げられず、ブンデスリーガで11位に低迷していることが理由。後任は、元イタリア代表MFで以前にはチェルシーを率いた経験も持つロベルト・ディ・マッテオ氏が選ばれている。
監督交代劇についてドイツ紙『ビルト』は、チームマネージャーのホルスト・ヘルト氏のコメントを伝えている。
「我々が目指すところへ到達するための恒常性が失われていた。レヴィーア・ダービー(ルール・ダービー、9月27日のブンデスリーガ第6節ドルトムント戦)もあったイングリッシュ・ウィーク(週末の試合だけでなく平日も公式戦をこなす過密日程のこと)で(勝ち点)7ポイントを獲得するなどポジティブな点もあったが、持続的な効果は出ず、チームのパフォーマンスは大きく揺れ動いていた。そのため、我々はこの決定を下した」
しかしヘルト氏にとって、ケラー監督はシュトゥットガルト時代から続く旧知の仲であっただけに、この決断は決して簡単なものではなかった模様。同氏はこの2年弱におけるケラー監督の仕事に感謝の言葉も述べている。
「イェンス・ケラーはこの22カ月間、非常に良い仕事をしていた。2012年12月、チームが困難な状況にあった時に任務を引き継ぎ、クラブを2年連続でチャンピオンズリーグに導いてくれただけでなく、どちらも決勝トーナメント進出を果たしている。我々は彼に感謝しなければならない」
最後に同氏は会見で、「スター選手とうまくやっていくにはどうしたらいいのかを、ロベルトはよくわかっている。我々はかなり前から彼とコンタクトを取っていた」と話し、2011-2012シーズンにはチェルシーをチャンピオンズリーグ優勝に導いたディ・マッテオ新監督の手腕に、大きな期待を寄せていることも明らかにした。