ダービーに敗れたドルト、クロップ監督「我々は戦いに戻ってくる」

クロップ

ダービー敗戦も、今後のチーム浮上を誓ったクロップ監督(左) [写真]=Borussia Dortmund/Getty Images

 ブンデスリーガ第6節が27日に行われ、MF香川真司の所属するドルトムントはアウェーで、DF内田篤人の所属するシャルケと対戦し、1-2で伝統の“ルール・ダービー”を落とした。ドルトムントを率いるユルゲン・クロップ監督が試合後のインタビューに応え、クラブ公式HPがコメントを伝えている。

 2失点でのダービー敗戦を振り返ったクロップ監督は「はっきり言えば、あのような失点をして試合に勝つことは稀だ。自滅してしまった。あれらのミスが試合を(シャルケにとって)ドラマチックなものにしてしまった。我々はほとんどのデータで勝っていたが、最も重要な点で負けた。シャルケは2得点を挙げた。我々のミスでね。そして我々は1点だけだった」と、1失点目は相手をフリーにし、2失点目では、ゴール前のクリアミスで相手にチャンスボールを与えてしまったことを悔やんだ。

 健闘むなしく敗れたチームに対し「我々は終始走り通し、継続してシャルケに対しプレスをかけ、激しく追い回した。すべてを出したが、喜びの瞬間が足りなかった。サッカーではすべてのことが説明できるが、この様な重要な試合に負けた時は、気を楽にしなければならない。シーズンはこれからも続いていくのだからね」と、あまり落胆し過ぎてはならないことを語っている。

 ドルトムントは早くも今シーズン3敗目を喫してしまったが、同監督は「今シーズンのスタートは満足できるものではない。だがこれ以上やられっぱなしにはならない。彼らは多くを捧げているし、チームのメンタリティーは称賛に値する。唯一褒められるのは、最後まで走り切り、状況を変えようとしている点だ。だが今日に限らず、ああいった形で失点をしてはいけない」と、最後まで戦う姿勢を見せるチームを評価しつつ、ミスを無くさなければならないと主張した。

 今後のチームの浮上に向けてクロップ監督は「我々は継続して正しい解決策を探る必要がある。チーム全体としても、選手それぞれのコンディションにしても最高の状態ではない。今日の努力は報われなかった。人生ではしばしば起こることだけどね。我々はすぐに戦いに戻らなくてはならない。戻ってくるんだ。少し時間はかかるかもしれないが、必ず戻ってくる」と、今後の意気込みを語っている。

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