脱税有罪のバイエルン会長が辞任…後任はアディダス社CEOに

ヘーネス

脱税容疑で出廷するヘーネス氏 [写真]=Getty Images

 バイエルンのウリ・ヘーネス会長は14日、同職を辞任することを発表した。

 ヘーネス会長は2720万ユーロ(約38億4000万円)の脱税が発覚し、3年6カ月の禁固刑(執行猶予なし)がミュンヘンの地方裁判所から言い渡された。ヘーネス会長は上告せず、判決を受け入れる意向を示し、バイエルンの会長職ならびに役員職を辞任すると発表した。

 ヘーネス会長は、「脱税は人生の過ちだった。この結果を受け入れる」と声明を発表。「クラブへの打撃を少しでも避けたかった。クラブは私にとってライフワークであり、それは今後も変わらない。今後は違った形でこの偉大なクラブ、そこに携わる人々とつながりを保っていくつもりだ」と続け、クラブへの影響を最小限にとどめるためとの考えを示している。

 後任はバイエルンの監査役員副会長を務めていた、アディダス社CEOのヘルベルト・ハイナー氏が就任する。

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