アーレン戦で1得点を挙げた大迫勇也 [写真]=原田亮太
ドイツの各地元メディアは、ブンデスリーガ第24節及びブンデスリーガ2部第24節の7日から10日開催分における日本人選手の採点と寸評を発表した。
アーレン戦で先発出場し、1ゴールを挙げた1860ミュンヘンの日本代表FW大迫勇也には、「2」の高評価が与えられた。また、レヴァークーゼン戦でフル出場したハノーファーの日本代表DF酒井宏樹や、ブレーメン戦でフル出場を果たしたニュルンベルクの日本代表MF清武弘嗣には、及第点の評価が下されている。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■大迫勇也(1860ミュンヘン/2部)
対アーレン戦(4-0○)先発出場、81分交代、1ゴール
『Abend Zeitung』
採点:2
寸評:日本での代表戦(5日の「キリンチャレンジカップ 2014」ニュージーランド戦)が、良い方向に作用したようだ。まずはシュートで相手に警笛を鳴らし、2点目の場面では、これ以上ない正しいポジションを取った。それ以外でも高いパフォーマンスを見せた。オフサイドがやや多かったが。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対マインツ戦(1-1△)フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:いつもほど競り合いの強さ、機転はなかった。特に前半は試合に入れていなかったが、時間とともに試合にも入り、後半はヘルタに安定感をもたらした。
■清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ブレーメン戦(0-2●)フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:序盤は非常に目立っており、12分には最初のチャンスを得たが、(セバスティアン)プレドルにうまくクリアされた。そして50分にも再び、このオーストリア人(プレドル)によって、清武の見事な個人技から生まれたチャンスの芽が摘み取られた。
■酒井宏樹(ハノーファー)
対レヴァークーゼン戦(1-1△)フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:最終ラインの他の選手同様、酒井も相手に本気で試されることはなかった。失点のところでは、もっと早く戻っていなければならなかったかもしれない。しかし、そのおざなりなプレーも、攻撃で見せた多くの好プレーによって十分に埋め合わせた。
■岡崎慎司(マインツ)
対ヘルタ・ベルリン戦(1-1△)フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:4
寸評:いつも通り、勤勉だったが、チャンスといえるようなものはなかった。この小さな日本人選手の日ではなかった。
■田坂祐介(ボーフム/2部)
対グロイター・フュルト戦(0-2●)フル出場
『Revier Sport』
採点:5
寸評:彼にとって2部出場50試合目に、チーム最多のシュート(3本)を記録。しかしながら、彼の攻撃でのパフォーマンスは、今のチーム状態を象徴するように、ひどくちぐはぐなものだった。