グアルディオラがサッカー哲学を明かす「自分がいるべき場所にいるようにすること」

グアルディオラ

独自のサッカー哲学を持つグアルディオラ [写真]=Getty Images

 昨日2月7日に発売された書籍『知られざるペップ・グアルディオラ』の中で、グアルディオラがいくつかのサッカー哲学を明かしている。

 ポジショニングの重要性については、以下のようにコメント。

「攻撃している時に重要なのは、常に自分のポジションを守り、自分がいるべき場所にいるようにすることだ。ダイナミックな動きや流動性も必要だけど、どのポジションに関しても、常に誰かがカバーしていなければならない。それができれば、ボールを奪われたとしても相手はカウンターを仕掛けにくくなる。ボールを失った時は組織的にボールを追う。そうすればボールを持った相手を追い詰めやすくなるんだ」

 スペースに関しては、恩師であるヨハン・クライフの影響を認めながら、次のように語っている。

「ボールを失ってカウンターを受けるのを防ぐためには、“第3の男”という考え方が役に立つんだ。ピッチを広く使って、長めのボールをワイドに開いている選手の前に放り込む。それでリスクを回避できる。クライフはいつも僕にこう言っていたよ。『ボールを持っている時は、まず最初に遠く離れた場所にいる味方を見ることが大切だ。その選手の前にスペースが空いていることは少なくない。大抵は自分の近くにいる選手や、パスを出しやすい選手に目がいってしまうが、まず長いボールを出せるなら、そうすべきだ。長いパスを使うことによってカウンターを防ぐことができる』とね」

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